銀にゃー、一晩、10時間ほど使ってみました。 怪しい赤い灯油ランプでは、かなり炎を絞らないと、目がシブシブになってきてしまう弊害がありまして…煤こそ見た目には出ていない、出していない様には調節しているのですが、そこそこトップフードあたりがくすんで来ちゃうのです。臭いも少なからずはありまして…。
まぁ、単に筒の中で灯油燃やしてるだけなので、少なからずは煤も出るし、臭いもするのは致し方無いのですけれど…。
比較対象が怪しく赤い…ってランプなので、基準としてはいかがなものか? って所はありますが…全然快適ですね、銀にゃー。
煤を出すには相当無茶して炎を大きくしなければならないし、臭いも気にはなりませんし…。気になる事もほとんど無し…。室温が下がっていくにつれて、炎の高さがじわじわ高くなっていく感じがあり、気が付いたら調節する…ってのは幾度かありましたが、煤が出て困ると言う状態でもないし。
燃料は普通の灯油で、週に2回ほど巡回で売りに来るってヤツ。今年は無色透明で、昨年はピンク色だったと記憶している。同じ燃料をほぼ同じ方法で燃やしているのだけれど、快適度は明らかに違うんですなぁ…。
朝になり、明るくなったので消し、冷めてから点検すると… トップフードの表面が変色しております。 熱をもろに受ける場所ですから、影響を受けてのことでしょうか。煤かと思ってティッシュで拭うと、さして汚れも付いておらず、そのものが変色している事が判ります。
とはいえ、白っぽい銀色だったのが、だんだらとかまだらにちょっとくすんだ感じの銀色になっているので、大きな変化…ってワケでは無いのですけれど…。 他にそうした部分は見受けられなかったので、トップフードから使用感が増していく…って感じでしょうかね。内側を覗くと、煤で真っ黒…って事もなく、ちびちびと赤さびみたいなのが小さく見えたり、銀色のざらざらした感じが見て取れます。 赤く怪しい…方は、煤で真っ黒ですな…。先日掃除出来た部分は塗装の赤がくすんだ感じにはなってますが、手の届かない部分は真っ黒なまま。こちらのてっぺんは拭けばそこそこ赤さを取り戻しますけど、塗装してある強みでしょうか…。
300ccで20時間って性能もまんざらではありませんな。灯油がそれなりの減り方をしているので、おそらく。
可はあっても不可はない…って感じで、良く出来ていると言うか…完成しちゃってんだな…これは…。見た目はなんだかゴチャゴチャしてそうに見えますけれど、実にシンプルなもんで、それでいて確実に仕事してくれるってのは、ある種理想だったりもするんですけどね…。
単純に明かり…って考えたら、安価な某アジア製の似た様なランプでも大差は無いし、電気とか燃料加圧混合気体噴射式に光量では劣るし、ろうそくでいいやん…って場合もあったりで、微妙と言えば微妙な立場だけれど、知ってしまったからには無くなったら困るし、悲しいと言う明かりがここに…って事なのかな。 てなワケで、にゃー、いいです。こうした明かりを知らない人にはオススメです。