おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

平成の岩窟王はどーなのよ? (久々…)

2013-09-10 06:39:05 | 我思う、故に書くなりよ。
…まぁ、どうって事も無いままなんだが…。

「そう言えばさぁ、アンタの知り合いのアメリカの囚人になってる人はどうなったの?」

…どうもなってない。終身刑なので囚人のまま…である。

久々にそうした話題にもなったので書く気になったが、その昔、著名な女性占い師とその子息がハワイで殺されると言う事件が起きて、その犯人とされた人物が、大変にお世話になっていた人の息子だった事から、てんやわんやな騒ぎにもなったりした事があった。

これがまぁ…謎だらけで…。とりあえず、そうした殺人事件の犯人だから…って事でアメリカに引き渡され、ハワイで裁判を受け、判決が終身刑だから、アメリカの刑務所にいるんである…。少し前はアリゾナだと聞いているが、現在どこの刑務所かは知らない…。結構、転々とするみたいでね…。

日本の感覚で言うと…

「え? そんなんで終身刑になっちゃうの?」

って裁判でね…何せ、詳しい事はほとんど曖昧なままで、裁判資料見ても「?」って点が多いにも関わらず、証拠が残っている事もあって、そうなっている。

ただ、その証拠ってのも…そんだけ? ってモノで、日本とは裁判が違うのでいかんともな感じだけれどねぇ…。

詳しい事がようやく判りつつ…ってのは、日本のTV局のワイドショーが刑務所まで取材に出向いて、インタビューを報じてから…って話。それも「当人の談」ってだけなので、多くの謎は謎なままだったり…。

当時、無実を訴えていたので、救援組織が設けられ、そこに関わっていたのだけれどね、無実と言う割には、何1つとして詳しい話が無かったのだ。その辺を父に尋ねても明確な答えが無く、それすら「裁判対策」って事だったのだ。

まぁ、全くの無実なら詳しい話なんかあるワケも無いが…彼が犯行現場であるコンドミニアムで映っている防犯ビデオは公開もされていたので、何をしていたのかくらいは明らかになるだろうと思っていたものの、肝心な部分は明らかにはならず…。

そんな調子なので、「無実だ!」って言った所で説得力も無く…救援も下火になっちゃったしねぇ…。

お世話になった父も病に倒れ、世を去ってしまい、情報を得る事が出来なくなってしまった…。最後まで無実を信じていたみたいだが…それは少し「?」が残る。当初から疑問や謎が多い事件ではあるが…彼がこの事件に関与はしている事は事実としか言い様が無く、その部分をも含めて「無実」とは言えないだろう事は誰もが指摘もしていたからである…。

「…殺人はしていないとしても、んじゃいったいあそこでアンタは何をしていたんだ?」

日本じゃ裁判じゃなくてもそうした所が明らかになってもいなければおかしい話なのだが、アメリカの裁判じゃさて置かれるワケで…どうでもよくなってしまったみたいだ。

…まぁ、謎の幾つかは当人が刑務所でのインタビューで語り、ああそうなのね…って理解程度には知る事が出来たものの、肝心な話は全くしておらず、相変わらず「何がどうあって無実なのか?」も謎のまま。

言うに言えない事情があるんだろう事も憶測はされているし、当人もそうした犯罪組織との関わりは認めているので、そうなんだろうとは思うが…で、あれば、無実だの冤罪だの…って話には辿り着かないんであるね。

…あれから20年近くなるのか…。

私が当人と最後に会話したのは、ハワイで事件が起きる少し前で、ロサンゼルスからの国際電話だった。

父から途中ハワイに寄って遊んでから帰国するとは聞いていたので、会うのを楽しみにしている…って会話をしたと思う。あの声は今でも覚えている…。

この事件については…被害者である方の親族の方が、彼の無実と冤罪を信じて擁護するHPを設けられ、応援しているはずだったが…どうなったかな? 少しは眺めていた事もあったのだけれど、事件へのアプローチが私とは違うので、あまり参考にはならなかったのが残念だったんだけど…。

会うのを楽しみにしていたので…会えなくなり…それなりにあれこれと調べてみたりしているが…相変わらず、肝心な部分が全くどこにも無い。それらしい事を当人がインタビューで語り、おそらくはそうなんだとは思うが、それらを検証するには警察とか公安じゃなきゃ無理な話にもなっている。

日本の裁判で…って事ならばそれも可能かもしれないが、日本の司法じゃ、アメリカに引き渡すだけの証拠があった…ってだけなんだろうから、詳しく追うのも難しいかもな…。

近年、判った事と言えば…「肝心な事は全く誰にも話してはいない…」ってだけ。その理由が、裁判上の事なのか、それ以外にあるのか定かでは無い。当人が犯罪への関与は語ってもいるので「シロ」ってワケではないだろうけれども、殺人に関して言えば「クロ」でも無いみたい…って事。殺人事件の後始末を請け負った…ってあたりが正解なんじゃなかろうかと思うが、それすら語らずに「無実」だって言ってるしねぇ…。

…噂話程度に詳しい話が世には流れてもいるが…当人が語っていて、判ってもいる部分以外は憶測にしか過ぎず、幾つかの部分は風説でしかない事も確認はしているが、それらをもってして「無実」「冤罪」を主張するのも無理な話。もし、そうなのであれば、そうである理由は最低限語らなくてはならず、それなくしての応援もおかしな話になって来る。

「…語るに語れないんだけれど…オレ、無実なんで冤罪だから…」

ってのが、今の所の話になっているのもまた、事実。あと10年くらい経つと、終身刑と言っても出て来られる可能性もあるみたいだから…出て来てなにか語れば話は別だが…事情が噂どおりなら出て来て無事で済む話も無いんだろうと思うしねぇ…。

…恐らく、謎や疑問の答えも棺桶まで一緒に持って行く覚悟だけは出来てるんだろうな…。

生きている内に、一度は会って、話を聞いてみたいと思うだけ思っているが…こっちも最近死に掛けたしなぁ…。そうも行かないんだろうなぁ…。そうした点では残念に尽きる。

「せがれが岩窟王やってんだ…ちょいと力貸してくれ…」

そう父は言っていた。だけれど…力にはなれなかった事も悔いに残るが…力になれるだけの説得力のある材料がほとんど無かったのも本当の事だったんである。今の私に出来るのは、父の墓前にパーラメントを供えるくらいしか出来ないんだよねぇ…。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京オリンピック2020と... | TOP | デブじゃなくなった…。 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。