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おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

吸った事あります。

2005-06-03 07:53:36 | 我思う、故に書くなりよ。
恩賜のたばこ、支給やめます 喫煙率低下で、お菓子に (朝日新聞) - goo ニュース

過去に20本だけ吸った事がある。

白い平たい紙箱に10本が2段になっていたと思うが、箱の上には「賜」とだけ、印刷されていた。小さく細かい字で「日本たばこ産業…」とあった様な気もする…。タバコには金で菊のマークが入っていたと思う。フィルターが付いていたので、ちょっとガッカリした覚えも…。

吸わない人から頂いたので、どういう経緯で賜ったのか知らないけれど、恩賜のタバコとはすぐに判った。「戦場のメリークリスマス」で坂本龍一演ずる「ヨノイ」がうやうやしく礼を捧げた後に吸うシーンを覚えており、それはフィルターの無い物だったので、吸い口に近い部分を少し指でつまんで潰して吸っていたのである。それを真似てみたかったのであるが、フィルター付きだったので。

味は…好みじゃなかったなぁ。洋モク…って事は無いのだろうけれど、初めての味。ピースとかを想像していたんだけれど、それほどキツイってワケでもなく、軽いって事でも無い。どちらかと言えばキツイ部類に入るのだけれど、感覚としてはハズレちゃった時のゴールデンバットとか、ハイライトのラムが抜けきった…って感じじゃなかったかに思う。

と、無理矢理比較するとこんな感じなのだが、全くの別物なんだと思うねぇ。廃止になったんだから、元恩賜のタバコ…って事で出せば良いと思うけど、味だけで言ったら売れないかもねぇ…。ちょっと、市販のタバコには無い様な味だったと思う。強いて言えば「イギリス…」「オランダ…」な味。

味以前に、「天皇陛下から賜った…」という所がスゴイんだろうね。それも、天皇陛下が神様だった時代ならその有難味は「タバコ」という嗜好品をも越えてしまう所にあったんだと、想像は出来るのだけれど、現代では「タバコ」は「タバコ」だし。それでも、手に入れるには関係者に頂く他に無く、頂くにはそれなりの事をしないと駄目そうだし、抽選で当たるなんて罰当たるワケで、厳かに、うやうやしく吸わせて頂きましたのだ。

以前にも一度「たばこは止めた」というニュースがあったのを知っていたので、真っ先に貰ったんだけど、復活でもしていたのだろうか? それもかなり以前の事だと思うんだけど、得てしてこういうのはあまり明らかにならない物だからねぇ。日本じゃ1社しかタバコは作って無いし。ソフトパックの20本入りとか、ボックスの10本入りなんて話も聞いた事があるので、数種類はあったんだと思うけど。皇居とかの草むしりとかゴミ拾いをしたじいちゃんが大事そうに持って帰って来た…って話だけどね。

無くなってしまうのは、ちょっと残念な気もするんだけど、時代の趨勢は「禁煙」だから、仕方ないかな。
でも「恩賜のおまんじゅう」とか「恩賜のようかん」ってのとは、なんだか違う物だと思うんだけどねぇ。

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