おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

キンタクンテ…。

2010-03-11 19:03:03 | 我思う、故に書くなりよ。
…正しくは『クンタ・キンテ』である…。

30数年も前、小学生だった頃に大ブームとなった『ルーツ』ってドラマに出て来る主人公の名前である…。小学生だから『キンタクンテ』になってしまうだけのインパクトはあったんだと思う…。

ま、そんなのを記憶のかなり奥の方にしまいこんだハズだったのだが、ふいに思い出してしまう出来事があった。

深夜だと思うのだが、点けっぱのTVからこの響きが流れたのである…。

「? なぜに今、キンタクンテ?」

どうも世界遺産を紹介する番組だったらしいのだが、見覚えのあるシーンが流れ…紛れもなく『ルーツ』である事を確認した。そして、アフリカらしい風景とともに紹介される施設、港…。どうやら、黒人奴隷の送り手である側は世界遺産になっているみたいだ…。

そうしたのを案内する若い兄ちゃん…実はクンタ・キンテさんの末裔だと言う。

おおおっ! これはちょっと驚きだ…。

『ルーツ』はアメリカの作家アレックス・ヘイリー(アレキサンダー…って表記する場合もあるみたい…)が1976年に書いた本が元になっており、確か自身の先祖を辿る事によって書いた…と記憶している。TVでアフリカの今と昔を熱く語る兄ちゃんは遠い親戚にあたるんだろうか…。

そうしたワケで、30数年前には無かったインターネットで少し調べると、アレックス・ヘイリー財団ってWebサイトがちゃんとあって、『ルーツ』もしっかりと載っている。ヘイリーさんは92年にハートがアタックでダイ…みたい。

家系図も載っていて、ヘイリーさんの6代前がクンタ・キンテさんみたい…。

クンタ・キンテさんがアフリカの野原で唐突に捕まったのが1767年。奴隷としてアメリカに送られたのが2ヶ月後だったそうで、この時、彼は17歳だったと言う。

200年、自分の先祖を辿ったら、そりゃもう大変なドラマが出来ちゃったと言うか、完全なドキュメンタリーでは無いモノの、すげぇのが出来ちゃったんだなぁ…。

もうね、アメリカの黒歴史なワケでね…ぶっちゃけて言えば黒人差別の原点にも通じてるワケだから。

奴隷…って言うと、言葉ではなんとなく判るが、実は詳しく知らなかったりする。このドラマは、奴隷として捕まるトコロはもちろん、それがどうして売られてアメリカに行くのかもちゃんと…ってモノだったと記憶している。

そうなると…『ルーツ』が観たくなってしまう…。VHSでレンタル屋にあったのを記憶しているが、DVDで売ってるのかな?

キンタクンテは観ておかねば…もとい…クンタ・キンテ…。2005年にはDVDになっているみたいなので、ちょいと探すかな…。涙無くして観られないだろうなぁ…。これがあったからこそ…オバマ大統領の登場ってのも、あながちあり得るほどのインパクトはあったと思うんだよねぇ…。

…キンタクンテ…。遠い思い出は正しくクンタ・キンテとして蘇ろうとしているのであった…。



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