昨日、おいら氏の訪問を受ける前に恒例の「お買い物」に出かけた。
妹と姪の買い物に付き添い、専ら「カート押し」に徹するおじたんであるが、その目は鋭い。可愛い姪の頭に包丁でも突き立てられたら、とても敵わないからだ。
まぁ、こんな事件が起きる前から、人混みに入る時はちょっと達観した感じで周りを見ながら入る事にしている。周囲にどんな人物がいるのか、ほとんど気にすることなく人混みの中で生活をしているのが普通だが、ほとんど気にしないって事が盲点だと、もうだいぶ以前から言われていながら、事件は繰り返されて起きている。
「襲ってくる者を阻止する事は出来ない。」
それが成功するかしないかは別として、襲撃自体は行われてしまう。これはどんなプロでも避けられず、要人警護でも当たり前の事実として認知されている事だ。事前に阻止出来れば超した事は無いのだが、先制攻撃出来ないとなると、受け身であるほかに術がない。
てなワケで、不審な人物からは積極的に離れる方向で買い物を見守る。妹はともかく、姪からは絶対に目を離さない。と、同時に不審な人間にも目を向けていないといけないので、案外と疲れる。売り出しという事もあるし、他のスーパーに比べても安いと言う事もあって、かなり人が多いワケだから、そりゃ大変なのだ。
目的は何だか知らないが「あんた、何でここにいるのよ?」って風体のおにいちゃん、おじちゃん、おじいちゃんが幾人かいる。買い物カゴでも抱えていれば何となく理由はありそうだが、それもない。ずっと観察し続ければ、万引きの現場にでも出くわすのだろうが、それは専門家の仕事であるので、関知はしない。妹と姪が無事ならそれでいいのだから。おばちゃん、おばあちゃんにも怪しいのはいる。
「どこ見て買い物してんだ?」ってのがそれ。商品よりも、周囲の人間に視線を走らせながら、うろうろしている人がいる。保安要員って話もあるが、彼らは背筋がピンとしているので、判りやすい。目が合うとしっかりと見返すのも保安要員ならではの、それ。それとは違った目的の視線で通路を彷徨う人が少なからずいるのだ。
目を血走らせて、包丁でも持って、なにやら叫びながらうろうろしている判りやすい人なんか、そうそうはいない。どこかで「豹変」するまでは、「普通」に思えるからこそ「危険」なのだ。
こうした怪しい人が結構多いのに、店員の数は少ない。レジの台数の倍もいれば多い方で、これは大きなスーパーでも小さな商店でもあまり変わらない。事件が起きてしまったショッピングセンターと同じ系列のSCが近所にあるが、言われているほど店員が表にいるのかどうか実に怪しい。どこでもそうだが、人件費削減って事が半ば当たり前で、広いフロアに店員がいるのかどうかも怪しい数しか置けないのが現実で、何か事件が起きても十分な対処など、望む事は出来ないのが普通だと思う。平日の昼間、時間帯によっては「貸し切り」とも思える店舗だって、実際にあるのだ。厚木のパスポートの申請が出来る所なんか、エスカレーターからフロアまで貸し切りだったしなぁ。
そんなこんなを気にかけながらも、お買い物は楽しくなければならない。姪と一緒にがしゃぽんをひねって、出て来た物に一喜一憂するのも楽しみの一つである。かえるさんのペッツとクルル曹長が今日の戦利品である。安全で楽しいお買い物は、漫然としていて成し得られる物では無くなってしまったと、考えていて良さそうなワケである。1日出歩いて、周囲にどんな人間がどんな風にいたのかを、ハッキリクッキリ覚えておくのは難しい事だけれど、そこを突いて犯罪は身に降りかかる。
積極的に逃げるってのも、ある意味「勝ち」なんじゃないだろーかねぇ。
妹と姪の買い物に付き添い、専ら「カート押し」に徹するおじたんであるが、その目は鋭い。可愛い姪の頭に包丁でも突き立てられたら、とても敵わないからだ。
まぁ、こんな事件が起きる前から、人混みに入る時はちょっと達観した感じで周りを見ながら入る事にしている。周囲にどんな人物がいるのか、ほとんど気にすることなく人混みの中で生活をしているのが普通だが、ほとんど気にしないって事が盲点だと、もうだいぶ以前から言われていながら、事件は繰り返されて起きている。
「襲ってくる者を阻止する事は出来ない。」
それが成功するかしないかは別として、襲撃自体は行われてしまう。これはどんなプロでも避けられず、要人警護でも当たり前の事実として認知されている事だ。事前に阻止出来れば超した事は無いのだが、先制攻撃出来ないとなると、受け身であるほかに術がない。
てなワケで、不審な人物からは積極的に離れる方向で買い物を見守る。妹はともかく、姪からは絶対に目を離さない。と、同時に不審な人間にも目を向けていないといけないので、案外と疲れる。売り出しという事もあるし、他のスーパーに比べても安いと言う事もあって、かなり人が多いワケだから、そりゃ大変なのだ。
目的は何だか知らないが「あんた、何でここにいるのよ?」って風体のおにいちゃん、おじちゃん、おじいちゃんが幾人かいる。買い物カゴでも抱えていれば何となく理由はありそうだが、それもない。ずっと観察し続ければ、万引きの現場にでも出くわすのだろうが、それは専門家の仕事であるので、関知はしない。妹と姪が無事ならそれでいいのだから。おばちゃん、おばあちゃんにも怪しいのはいる。
「どこ見て買い物してんだ?」ってのがそれ。商品よりも、周囲の人間に視線を走らせながら、うろうろしている人がいる。保安要員って話もあるが、彼らは背筋がピンとしているので、判りやすい。目が合うとしっかりと見返すのも保安要員ならではの、それ。それとは違った目的の視線で通路を彷徨う人が少なからずいるのだ。
目を血走らせて、包丁でも持って、なにやら叫びながらうろうろしている判りやすい人なんか、そうそうはいない。どこかで「豹変」するまでは、「普通」に思えるからこそ「危険」なのだ。
こうした怪しい人が結構多いのに、店員の数は少ない。レジの台数の倍もいれば多い方で、これは大きなスーパーでも小さな商店でもあまり変わらない。事件が起きてしまったショッピングセンターと同じ系列のSCが近所にあるが、言われているほど店員が表にいるのかどうか実に怪しい。どこでもそうだが、人件費削減って事が半ば当たり前で、広いフロアに店員がいるのかどうかも怪しい数しか置けないのが現実で、何か事件が起きても十分な対処など、望む事は出来ないのが普通だと思う。平日の昼間、時間帯によっては「貸し切り」とも思える店舗だって、実際にあるのだ。厚木のパスポートの申請が出来る所なんか、エスカレーターからフロアまで貸し切りだったしなぁ。
そんなこんなを気にかけながらも、お買い物は楽しくなければならない。姪と一緒にがしゃぽんをひねって、出て来た物に一喜一憂するのも楽しみの一つである。かえるさんのペッツとクルル曹長が今日の戦利品である。安全で楽しいお買い物は、漫然としていて成し得られる物では無くなってしまったと、考えていて良さそうなワケである。1日出歩いて、周囲にどんな人間がどんな風にいたのかを、ハッキリクッキリ覚えておくのは難しい事だけれど、そこを突いて犯罪は身に降りかかる。
積極的に逃げるってのも、ある意味「勝ち」なんじゃないだろーかねぇ。