おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

朝鮮日報に見る、天安轟沈。

2010-05-19 19:27:23 | 我思う、故に書くなりよ。
韓国の哨戒艦が沈んで久しい…。

どうやら、北の魚雷で…って事に決まりそうだが…その魚雷はどこから?

韓国側は魚雷を撃たれた事も判らずに沈んでしまい、北側はちゃんと哨戒艦を狙って当てているとしたら…なんだかなぁ…。

ま、日本じゃあまり詳しくも報じられないので、朝鮮日報の日本語版に載っている特集ページをずっと見ていたのだが、なかなかやるんである。朝鮮日報。

時折国民性が現れたりもする論調が出て来たりはするが、客観的に事件を捉えており、とても好感が持てた。もっと自国を判官贔屓するもんだとばかり思っていたのだが、疑問点は疑問点として載せ、ハッキリしない政府をちゃんと突いていたりね…。政府発表を鵜呑みにせず、丹念に検証を加えていたりもしている。

自国の兵士が犠牲になっているのだから、驚きと悲しみを報じるのは当たり前だが、報道機関として最低限やらなきゃダメなのは、あくまでも客観的に事象を見つめて事実を事実として報じる姿勢である。それが読めて取れたのは韓国嫌いの日本人としてもウレシイし、頼もしくさえ思えるのである。

最近の日本の新聞で、こうした記事を目にした試しがない。と言うか、紙面など読んでもおらず、どーだか知らんが、Web版であっても抜かりない姿勢があったかな? 産経の中国のアレとか、あったか…。

まぁ、以前より目にする事が少なくなった気はしている…。

さて、この先の落とし前はどーすんのか? 

報復攻撃なんて話も出ているが…どうやって魚雷を撃たれたか? って事まで解明出来ないと、正当性も得られにくいのではなかろうかと思う。潜水艦だの、新型魚雷機雷だの…いずれにしろハッキリしなければなるまい。

なんせ、乗ってた人は攻撃を受けたと認知すらしていないまま沈んでしまっている。攻撃の予兆も前兆も全くないままだとさえ言われているが、そんなので軍艦がよろしいワケも無い。ソナーマンだって乗ってた船だそうだから、あり得ない話なのである。

機雷に触雷でもしたのであれば、なんとなくそれも理解出来そうだが、魚雷と限定されるならば、その魚雷がどこからやって来たのか? 少なくともゆらゆら泳いでやって来られる海域でも無いのだから、発射されるなり、ある程度の加速度が付くとか、一定の航走距離ってモンがなければ変な話だが、そうした話も謎なままであって良いのだろうか?

んまぁ、半潜水艇とか重武装な不審船とか得意な北の事だから、やりそうな話だけれど、ちゃんとした国家がちゃんとしてない国家に責任取らせるには、もうちっとちゃんとしておいた方が良さそうな気がするのである…。

この事件では、狙われた哨戒艦の乗員から多くの犠牲者が出たが、その救助、捜索にあたった民間の漁船からも犠牲者が出てしまっている。誠に悔やみきれない悲しい事件が起きているのである。お隣りの国のはずれたトコロの話であっても、無関心でいて良い話でも無い。日本の護衛艦が同じ目に遭わない保障が無いんだからね。

そうした犠牲者の無念を晴らすためにも、マスコミという力が必要である事、事実を事実として、丹念な検証を加えながらもスピーディーに報じる姿勢は絶対に必要なんだと、改めて感じ入った気がする。

こうしたところ、日本も見習わねばダメなんだよね…。口蹄疫とかさ…。昔はちゃんとやってた…なんてのじゃダメなんだよ、今じゃなきゃ。

この事件で命を落とされた全ての方、そのご遺族、関係者に謹んでお悔やみ申し上げたい。そして、朝鮮日報も、もっと頑張って欲しいと思う。


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