先日来、森会長の進退・後任人事がかまびすしい。失言の事後処理がまずくて、後任の人事の人選、その透明さを求める声が大きくなって、目前に迫ってきているオリンピック・パラリンピックはどうなるものやらと、コロナ問題もあるし、お祭り気分にはなれない混乱です。
私の考え?何か一声纏めたいけれど、わが力では何もできない。
ただ私は、女性蔑視から始まったことだから、次は女性をという短絡的な決め方には抵抗感を覚えます。本当にこの場にふさわしい、世界に通用する人を、男女のことはちょっと置いて決めていくべきだと思います。
ニュースショウを見ていると「ショウワだねえ」「ショウワの匂いがする」という言葉が聞こえてきました。私にはえ??なぜここに昭和がでてくるの?と理解できませんでした。しばらく聞いていると、要するに、「古いよねえ」「化石時代だ」「老害だ」というような、時代に乗り遅れている年寄りの、どうしようもなさをこれらの言葉で言っているのだとわかりました。
少々憤慨もしましたが、自らを省みて、確かに急速に世の中は動き、進化し(必ずしもいい方向にばかりではないと嘯いてもみますが)、いろいろなことの価値観がどんどん変わってきていることは事実です。自分がもはや過去の人間だと思い知ること多多であることあるある。
それにしても「昭和」がそんなに古い時代に、過去になっているのですね。
つい先ごろ、母のことを記事の一部にしました。それを書く時母の生まれたのは確かに明治34年だったよね、と確かめたくなりました。手帳の最後の方に、年齢早見表があることは知っていましたからそれでみようと思いました。ページを開けてみてびっくりしました。大正10年からしかないのです。年齢で言えば今年100歳までです。
確かにいくら長寿時代になっているとはいえ100歳まで生きる人は少数派でしょう。これで用は足りるのですね。
飛ぶように過ぎていく年月、もういらないよと削られるのも間もなくなのだ、「昭和」は若者にとってはそんな時代もあったのね、という歴史上の時代なのかな。