もう、一年ばかり前の話になったでしょうか。新聞の下部の広告欄に目が留まりました。新刊の本の広告です。「幸福度の最も高いのはおひとりさま」という見出しでした。副題などを読んで想像するに、ある程度年を取って暮らしていくにあたって、おひとりさまが一番幸せ度が高いという事らしいのです。
言いにくいことですが、夫婦で年を取って病んだ方を、他方が介護するのは大変な事。一番幸福を感じるのは連れ合いを亡くして(またはもともと結婚していなくて?)いて一人で自分を死まで運んでいく人が一番幸福なんだという事らしいのです。
交際範囲の狭い私は、週一で通うパソコン教室のお茶の時間に、話題を提供してみました。
私より干支一回り、一回り半お若い方が、即、「でも寂しいんじゃない?」とおっしゃいました。さあどうでしょうか、一瞬沈黙の時があって、また一人、「おひとりさまの年齢にもよるんじゃあない?」と。
4,5年前のことでした。夫が急に「生物の中で、子孫を残す時期を過ぎてから、いつまでも生きているのは人間くらいなのかなあ」と言いました。私は「そうだよ、特にオスはね。生殖の役目が済めばもう用なしだもん。ひどいのになるとカマキリのように、メスの食料に食い殺されるのもいるよ」と答えました。まだ元気だった夫も笑って、「我が家の奥さまは、食い殺しはしてないね」と言ったものでした。
さて、私のおひとりさま時間をつぶしている旦那様は・・・
もっと書きたいと思っていましたがこれ以上は書けません。でも、確かに姑・母の連れ合いとの別れの後の自由を得た時の言葉は、今私に寄り添います。
思うのですが・・・
いつもご無沙汰して済みません<(_ _)>
う~ん、苦労の度合で。。。
よろしくお願いいたします。