昨日に続いて、今日も「声」の欄から。18歳 高校生の意見です。
「改めませんか、”我慢は美徳”」。
おせっちゃんが勝手に要約しました。
年配の人が荷物を持って階段を上っている。「お持ちしましょうか」。声をかけたらことわられた。
迷惑をかけたくないというお気持ちは分かる。でも断わることが当たり前という世の中にはなって欲しくない。必要な時は助けを求めてほしい。
自殺という行為を選んでしまう人も多い。悲しい選択をする前に誰かに相談してほしい。
「我慢は美徳」という固定観念にとらわれ過ぎてはいないか。なぜこんなに、助けを求めづらい世の中なのか。我慢が美徳ではない時も多い。
そうですよねえ、と83歳のおせっちゃんはうなずきます。あなたと同じ若い頃、一大決心でお年寄りに声をかけて、断られた時のバツの悪さ。同じ車両から逃げましたよ。
でも明らかな婆さんになって、ご親切に感謝しますよ。その優しさに一日心が明るくなりますよ。
難しいことですが、邪険に断ってしまった年寄りに、まだ元気なのだと喜んであげてください。「ああ、失礼しました。お元気で何よりですね」とか何とか褒めてあげてください。難しいですけれどね。
何かで読んだことがあります。それぞれの人、それぞれの国のモットーと言ったようなものがあります。日本では「人に迷惑をかけない」ということが大事なこととされています。確かインドだったと思いますが、「人は迷惑をかけて生きていくんだよ。人間てそんなものだから、迷惑をかけられたら許してやってよ。お互い許し合って生きていくものだよ」という思想なんだそうです。
急に国民性が変わるものではないと思いますが、お付き合いで暖かな空気が流れるような世の中であってほしいですね。
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