おせっちゃんの今日2

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グランマ・モーゼス(モーゼスおばあさん)

2021-12-21 13:31:53 | 区民センター

昨日、絵はお目にかけることが出しませんでしたが、モーゼスおばあさんの生涯をたどりました。今日はまた、美術館で絵を見て頂く時の予備知識としての講演を私なりにまとめました。会場の絵は、章によってまとめられているようです。

<第1章> アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼスの生涯を作品でたどる。
<第2章> 仕事と幸せと・・・モーゼスは国民的画家として知られているが、彼女自身はどこまでも無名の農婦だと思い、暮らしたようです。農婦というユニークなキャリアで一躍人気作家になったが、生涯一農婦としての暮らしを守った人でした。彼女の作品は生きた日々の生活でした。
「干し草づくり」の絵では、馬車の荷物車に刈り取った草を山のように盛り上げる村人も描かれる。草の山の上には子供。子どもの役目は草を踏んで固めること。
「石鹸づくりと羊洗い」身体の脂肪で汚れた羊を石鹸で洗う。たっぷり塗った石鹸と洗い上げた真っ白な羊。
「村の結婚式」。
村中が協力的なコミュニティーで結ばれていてほのぼの。モーゼスがいかにこの生活を愛していたかを思わせる。
モーゼスは、他の人の作品の中から、例えば馬車の絵などを切り抜いていて、自分の絵の中に巧みに取り込む画法を使っています。盗むのとは違ってそれが無理なく彼女のものとなっている。また、絵に自分の家を登場させている。そしてその家の前に椅子に座った老女を描く。さりげなく。ああこれがモーゼスおばあちゃんねと想像できる。

作品を見る時の一つの要点かも。

<第3章>季節ごとのお祝い
農家の仕事は季節に左右される。仕事は忙しいが、また村中が一つとなるお祝でもある。
2月・シュガリング・オフ(メイプル・シュガーの採集)(昨日のブログ)
晩夏・アップル・バターづくり
10月・ハロウイーン
11月・サンクス・ギビング・デイ(感謝祭)
12月・クリスマス
こうした季節ごとの行事を楽しく描いています。毎日を気に入って楽しんでいたのでしょう。

中で面白い手法としては、家を中心に外の風景を描いているのだが、家の中も紹介したくなったのか、一部壁を取り払って、室内を見せるという奇抜な方法もやっている。
クリスマスの絵は、作品がグリーティングカードになって、人気だった。
また、絵本の挿絵として使われたこともある(サンタクロースがやってきた)
<第4章>美しき世界
モーゼスは、自然が美しいばかりでないことも知っていた。こんな言葉を残している。
「自然は平和だけではない。非常な脅威もある(竜巻や雷雨)。森の火事、深雪など。でもこうした脅威の後、再生の時期が必ず訪れる」と。

こうした人生観で101歳まで生き抜いた。絶筆(虹)の絵も、どこか明るい

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