午後から天気が崩れるという天気予報だったため、午前中の「遊歩道づくり」をできるだけ早く終わらせたかったのですが、なんと10時半には作業が終わってしまいました。早くて、びっくりです。
スミレ観察会はもともと午後からの予定でしたが、「雨が降ってこないうちに、森のコースの上に咲いているスミレだけでも見に行こう」ということになり、さっそくスミレ観察会の始まりです。
なんと25人もの参加者がありました。
草原の中は花はまったく咲いていないように見えました。フデリンドウなんかは晴れてないと花を閉ざしてしまうので、見えないのです。森のコース途中で、エイザンスミレの花を見ることができました。
「てっぺん」では、さすがにヒナスミレはもう終わっていましたが、タチツボスミレやアケボノスミレ、アカネスミレを見ることができました。
帰って来て、ロッジのベンチでお昼を食べ始めたのはいいのですが、そのうち、大粒の雨が降り出してしまったので、急遽ロッジに避難し、中でお弁当を食べました。
そして、いよいよ午後の部のスタートです。
全体での説明はここで済ませ、あとは雨の中、各々で観察してもらうことになります。
ここでは、前回も大活躍した「スミレ・カード」を使って、前回のスミレ観察会で見られたスミレを確認したり、「サクラスミレの変わり種」を見比べてみたり。
いよいよ、ここからは雨の中の観察なので、詳しい写真はありませんが・・・
雨の中、森の中(林床)を25人という大勢で歩くと、たいへんなことになるなという経験をしました。
もちろん、お一人お一人に悪気はないのですが、「塵も積もれば・・・」のコトワザ通り、皆さんが写真に撮りたい花があれば、大勢が入れ代わり写真を撮るので、そこの地面がみるみる荒れていくのがわかります。少ない人数だったら、ほとんど問題にならないことも、大勢だからこそ、問題になってしまうんだな・・・ということがわかりました。
このような場合、道だけを歩くようにするといった配慮が必要になると思いました。反省です。
もう一カ所での観察を予定していたのですが、「乙女高原自然観察交流会」のメンバーは、違う場所で観察していただくこととして、人数を少し減らしていきました。そして、各々が三々五々歩くのでなく、できるだけ同じ道(けもの道ですが)を歩いていただくようにしました。自然へのインパクトを少しだけ減らせることができました。