※スミレ観察会リーダーの依田さんがレポートを書いてくださいました。
小田原を出たときは雨でした。東富士道路は50m先が見えない濃霧で乙女高原にはギリギリの9時30分に到着しました。
今日の参加者は井上さん、芳賀さん、渡辺さん、鈴木さん、渡辺さん、植原さん、依田(三)、依田の8名でした。二回目の観察会が一週間前の遊歩道作りの日にあったばかり、小雨にもかかわらず25名の参加がありこの日に皆さん参加されてしまったのでしょう。
今年はスミレもその他の山草も花の咲く時期がすごく早くなりました。何がこの状況を作ったのか分かりませんが、来年の観察会は日程を決めるのが難しくなりました。
参加者は気心が知れた人達、一、二回目にも参加した人、相談の結果、今日はサクラスミレに絞って観察する事にしました。
10時出発、草原を左に横切り始めにシロバナサクラスミレに会いに行きました。いつもの場所で7,8株見つかりました。その後、全く離れた別の場所でも1株見つかりました。来年は、他の場所でも見つかる希望が出て来ました。
草原にはサクラスミレが沢山咲いていました。大きい花をつけた株、7~8輪の花をつけた株、同じようにロッジの横の林内でも見事に咲いていました。
今回の観察会はサクラスミレの満開に合わせた会になりました。午前中残り時間に以前見つかったチシオスミレ、アルガスミレを見つけてみましたが残念ながら今年は見つかりませんでした。
昼食後、ヨモギ頭への道で、シロバナエゾノタチツボスミレが数株見つかりました。咲き始めらしくしっかりとした姿でした。
今日見たスミレは①サクラスミレ②シロバナサクラスミレ③シロバナエゾノタチツボスミレ④ニョイスミレ⑤シコクスミレ⑥ミヤマスミレ⑦アケボノスミレ⑧マンジュリカ⑨タチツボスミレ⑩ソラムキタチツボスミレ⑪キョナシタチツボスミレの11種でした。このうち⑤⑥⑦⑧⑩⑪は1~2株見つかっただけでした。①②③④⑨が咲き終わると、スミレは早々と来年の準備に掛かるのでしょう。
久しぶりに乙女高原に来て、沢山のサクラスミレに出会えて幸せでした。
今年は、総ての山草の咲く時期が早くなった事は、四季の森でスミレ観察会の時期に見られなかったツマトリソウの花の咲いた群落を初めて見た事です。
大きな蕾のレンゲツツジや、クリンソウなども咲き始めてきました。
いまから楽しみな花がいっぱいの乙女高原に大感激でした。