乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

マルハナバチ調べ隊~初秋編

2019年09月07日 | マルハナバチ調べ隊

今年最後のマルハナバチ調べ隊は9月7日でした。昨日の笛川小自然観察に引き続き、とてもいい天気に恵まれました。今日は近隣の中学校のほとんどで学園祭が行われるし、マスコミにも告知依頼をしていないので、参加者があるのかなあ・・・と心配しながら乙女高原に行きました。

途中、林道の要所要所に「台風がくるので、今日の午後3時に林道閉鎖する」旨の看板があり、なおさら心配になりました。早めに終わらなければと思いました。

ふたを開けてみたら、17名もの参加者がありました。たくさんの子どもも参加してくれて、楽しい会になりました。スタッフは芳賀月子さんとウエハラでした。

今日の時間設定やトイレ・休憩場所等の施設の案内をした後、いつものように紙芝居によるマルハナバチの紹介から始めました。「マルハナバチの一年」の紙芝居は、小学生のさきちゃんにやってもらいました。

10時半からラインセンサスを開始。1時間かけて歩き、51頭のマルハナバチがカウントできました。内訳はミー29、トラ9、オオ13です。マルハナバチが訪れていた花は全部で10種類。ベスト3 は、ノハラアザミ14、タチフウロ12、タムラソウ10です。
ちなみに、今年の6月30日は9(ミー1,トラ6,コー2。いずれもアヤメ)、8月3日は45(ミー37,トラ2,オオ6)でした。

お弁当を食べた後は、待ち伏せ調査です。一人一人が待ち伏せする花を決め、その花の前で15分間待ち伏せし、訪れたマルハナバチの種類と行動 (蜜を吸う、花粉を集める) を記録します。これを1ラウンドとし、2ラウンド行います。
結果を集計するのですが、比較できるように1時間当たりの頭数に換算します。たとえば、タムラソウを二人が15分ずつ待ち伏せしたとすると、合計待ち伏せ時間は30分になります。1時間当たりに換算するには頭数を2倍すればいい・・・といった具合です。


結果、マルハナバチに人気があった花は・・・・
タムラソウ(1時間当たり)56頭、ノハラアザミ38頭、マルバダケブキ26頭でした。

それらの調査結果を共有し、マルハナバチ調べ隊でのデータがシカ柵設置につながったことを説明し、本日のマルハナバチ調べを終了しました。2時前でした。

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