言の葉（村上良夫）：主が与えたまいし十戒を守るために。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　この十戒を本当の意味で守ることのできる人など
　　　誰もいないことがわかります。
　　　十戒は神の高い規準を示すものであると同時に、　　
　　　私たち人間に救いの必要を感じさせるためのものだと
　　　言えるのです。
　　　それは私たちのうぬぼれ、自己満足を打ち砕き、自分も
　　　また神の前には罪人にすぎないことを教え、そして
　　　神に依り頼むようにと私たちを導くものなのです。

　　　　（「聖書を読む」国際文化理解のために　村上良夫著　玉川大学出版部　）


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　「十戒」は旧約聖書出エジプト記20章2節から17節に書かれている。
　これは上記引用の一節のように常人に守りきれるものではない。
　フツーのクリスチャンのフツーの信仰では、この十戒を完全に守り抜くことができるただ一人の御方がわれらの主イエス・キリストご自身である。
　「人性」を着て下さり、われわれ人間のひとりになってくださった「人間となった神」主ご自身だけが、この十戒を完全に守りきることがおできになる。
　だからわれらはこの御方から十戒を守り抜くために少なくとも少しでも守ることができる人間にしていただくために、この御方に祈り求める。この御方に少しでも「似た者」としていただくために。
　十戒を守ることは「人間としてぜひとも必要不可欠なこと」である。
　よく古代イスラエル人は人間として必要なことを簡潔に「十戒」の形として残すことができたものだ。
　ここに限りない神の愛をわたしたちフツーのクリスチャンは見るのである。




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