「神はこの世を愛して下さった」(ヨハネ:3・16)
これは驚くべき言です。
神はいまわしい敵としてこの世をいきどおり、
それを一掃するあらゆる理由がおありです。
けれども人を愛する愛において神の愛より強い
愛はなく、一方この世より度し難い、悪しき者
はいません。この世を愛し、その幸いを願うと
いうことは、わたしにはとうてい不可能です。
もしもわたしが神であったなら、わたしはこの世に
地獄の火を送るでしょう。
けれども神は怒りのうちにこの世を滅ぼすかわりに
御子をたもうたほどにいいがたい、あふれるほどの
愛をもってこの世を愛してくださっているのです。
(「イースター・ブック」マルティン・ルター著R・ベイントン編
中村妙子訳 新教出版社 )
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「汝の敵を愛せよ」と主は言われた。
主ご自身「敵」を「敵」と思えないほど愛し尊敬し信頼してくださっているのである。
その愛と尊敬と信頼のゆえに主イエス・キリストをこの世にお降しになったのである。罪にまみれた人間の肉体の御姿でこの世に人間のひとりとして人間のありとあらゆる条件を御身に着て生まれて下さったのである。
しかし十字架で殺されてしまった。わたしたち人間は神のわたしたちに対する愛と尊敬と信頼をジャマなものとして殺してしまった。驚くべきことに主は復活してくださった。人間の一人として。
主の御名に栄光がありますように。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。
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