言の葉（徳善義和・百瀬文晃）：人間の回復。🛏。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。

　　　イエス・キリストのもたらした救いということこそ
　　　キリスト教の信仰の核心であって、このことについては
　　　教派の違いはありません。

　　　　（『カトリックとプロテスタント』どこが同じでどこが違うか　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　徳善義和・百瀬文晃編　教文館　）

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　上記引用文の「イエス・キリストのもたらした救い」とは、いったい何だろう？
　フツーのクリスチャンとしてわたしたちはこれを「主イエス・キリストによる人間の回復」と言っている。
　回復と言っても、もともとの自分は回復すべき病気などもっていないという人もあろうかと思うが。
　ではあなたは一度も「罪」というものを犯したことがないと胸を張って神の御前で公言できるのだろうか？
　たとえば一度も人をねたんだことがなどない、とか、あんなヤツひっぱたいてやりたいと一度も思ったことがない、とか、あいつを殺してやりたいと一度も考えたことがないとか。あなたはそのような「まるで神と同一である」かのような自分自身だと言いきれるだろうか？
　そんなことはまさか無いだろうと思う。
　その意味で「人間はみんな罪人だ」という「聖書」の特に福音書の主イエス・キリストや彼の弟子たちが主張することは正しい。
　人間を卑下した思想だと言えるだろうか？
　しかしフツーのクリスチャンのわたしたちは「人間はみんな主イエス・キリストに救っていただく必要のある罪人だ」と主張してやまない。だから少しでも主イエス・キリストに似た者としていただきたくて、今日も明日もそして永遠に「聖書」を読み、主イエス・キリストに似た者にしていただくために日常生活の中で折にふれては祈るのである、主に向かって。


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