いのちは神殿。主イエス・キリストの御名によって。アーメン。（新約聖書）

　　　　あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに
　　　　宿っていることを知らないのか。もし人が、神の宮を
　　　　破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。

　　　　　　　（コリント人への第一の手紙第３章１６～１７節　）

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　人類にとって最も大切な主からの警告である。
　そしてすべて生きとし生けるものにとって「いのち」を大切にするということが、どんなに大切かが簡潔に深い教えとして説かれている「みことば」である。
　すべての「いのち」を創造なさったのは主ご自身である。そしてすべての「いのちは主の御霊を宿した神殿」なのである。だから主ははじめモーセを通してわたしたちに警告した。
　「あなたは殺してはならない」（出エジプト記２０・１３）。
　預言者モーセを通してわたしたちに与えられた「十戒」の第六戒である。わたしは以前にも書かせていただいたが、この「あなたは殺してはならない」を「あなたがたはそれ以上殺してはならない」という風に読ませていただき、この与えられたみことばを守ることができるように主にいつも祈っている。フツーのクリスチャンとして。
　わたしたち人間も他の生物も互いに殺して食べなくては「生きることができない」。
　主はすべてのいのちをこのような「いのちのシステム」の中に生きるものとされた。だからわたしたちすべてのいのちあるものはこの意味で互いに主イエス・キリストなのである。この意味ですべてのいのちは主の十字架をいただいている存在であるし、主の復活のいのちをいただいている存在なのである。
　だからわたしたちいのちあるものは衣食住に必要最低限ないのち以外、ゆめゆめいたずらに「殺してはならない」のである。



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