じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

年寄りの冷や水

2005年08月09日 | 日々のこと
市内のホテルにあるプールに孫を連れて行った。この夏もう何度目かになる。
孫の監視に気が抜けず、泳ぎを楽しむ暇はないので楽ではない。
5歳の孫は3つの頃からスイミングに通っているので、まだまともに泳げないながらも水には慣れっこ、足の届かないところにも飛び込んで平気でバタバタやっているから目が離せない。
見ているとまるでアシカの赤ちゃんのようなものである。

長大な螺旋を描いたスライダーがあって、せがまれて一緒に滑ることにした。
7歳以下は保護者同伴と書かれているので仕方なく長い階段を登る。相当に高い。
初めての経験で少し怖かったが、意を決して孫を前にして水流に乗って螺旋トンネルに滑り込んだ。予想に反してスピードがつき左右に振られて、まるでボブスレー状態。
途中で孫を放して、後は必死であった。
ゴールのプールに落ち込んで、体が沈んで底に足が届かない、パニックだった。
実は足が届くほどの深さだったのだが、どうも倒れたままもがく醜態だったらしい。
ゴホゴホ言いながらやっとのことで起き上がると、孫は平気で傍に立っていた。
どうも要領が分らぬままやってしまったものだから・・、それにしても面目ない(^^;

「ジイジはもう二度とやらない」と言ったら、孫は相当楽しかったらしくて「1人でやるー」
監視人がとがめることもなく、それからもう10回以上も喜々として上がっては滑り降りていた。

見るとやるとは大違い、子供が楽しそうに難なくやっているからといって侮るなかれ。
先日も孫に教えてやろうとした「でんぐり返し」が今や出来なくなっていて愕然としたものである。
飛んでいる蚊を捕らえることも孫にかなわぬことになっている。私はすぐ見失うのである。

身体も目も気力も気づかぬうちに衰えてきていることを知らされるこの頃である。



コメント
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