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画家のツブヤキ 036 ベイブリッジ・トロール Bay Bridge Troll

2013年09月02日 10時53分25秒 | 画家のツブヤキ


長かったような短かったようないつもの八月が終わり、気がついたら今日は早くも九月の二日で月曜日、だがレイバーデー・ウィークエンドの延長で今日は休日である。 大抵の所で朝夕にはもう秋を感じられる季節になってしまった。



この連休を利用してサンフランシスコのベイブリッジが閉鎖されている。 ヤーバブエナ島から東側のスパン、鉄をリベットで組み立てた古いタイプの部分を、建築中だった耐震デザインの一本柱方式の新しい橋への移行の工事の為だ。



正式にはサンフランシスコーオークランド・ベイブリッジ、金門橋よりも六ヶ月早い1936年(昭和11)11月12日に完成している。 1989年(平成元年、昭和64)のローマ・プリエタ地震では、上下線の上のデッキが落ちる被害があった。



この時にベイブリッジの修復に貢献したアイアン・ウォーカー達が、橋の安全を願って小さな彫刻をデッキの北側、橋を渡るドライバーからは見えないところに溶接して設置した。 殆どの人が知らなかったし、船からのみ見える14インチの小さな鉄の人形は、ある日ベイエリアの新聞によってベイブリッジ・トロールと紹介され話題になった。 



トロールを作ったのは、ベイエリアのアーティストでブラックスミスのビル・ロァン(Bill Roan)さん。
トロール(Troll)は、北欧特にノルウェーの伝承に出て来る小人の事らしいが、万の神の国日本ではさしずめ守護神といった感じかも、それとも今風にゆるキャラの方が良いかもしれない。



$6.4ビリオン・ダラーをかけて新しく出来た橋、古い橋は壊される。 そこでこのトロールをどうするかが話題になっている。 なかなか良く出来ているので切り取って美術館にというアイデアもあるらしい。


コメント
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