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第3次元の境界線地域 3 Dimensional Borderline Area

2022年08月14日 06時51分08秒 | 画家のツブヤキ


もう大分昔の話になるが、フィフス・ディメンション(Fifth Dimension)というボーカル・グループがあった。 覚えている人も少なくなってきているだろう、1960年代後半か70年代前半頃に流行った、ヘァー(Hair)と言うミュージカルでアクエリアス(Aquarius)という曲を歌って大ヒットした。 他にもLet the Sunshain inなどのヒット曲がある。



当時のことは、はっきりではないが、一次元が点で二次元は線、三次元の立体そして四次元が時間で、五次元は直感だなんて流行っていた時期もあったように覚えている。
アクエリアスは水瓶座のことだったと思うが、この歌の影響もあって、何となくジプシーぽい星座占いがポピュラーになったのも覚えている



そこでこの二次元の作品の題名が「3次元の境界線地域」つまり三次元境界線と言うことである。 紙はパルプ繊維を重ねて圧縮したものでマクロの世界では厚みや凸凹があるし、インクもそれなりの量が紙の上に染み込んで上積みされている、三次元構造である。 
題名に何故三次元を加えたかと言うと、一次元と二次元は実際には存在しないからである。 四次元に時間を持ってくるのも間違っている。 そもそも1と2次元は、数学の虚数のようなもので実際には存在しない次元で、便宜上使っているだけなのである。



案外気がつかないで毎日生活していますが、ご存じのように地球は球体で我々はその曲面の表面で暮らしています。 直径が40万Kmもあると感覚的には平面の上で普段は活動しているように直感してしまいます。 「地のはてまで」はありません、地上で一番遠い場所は、貴方の頭の後ろになります。 我々は三次元空間に住んでいて、平面上ではありません、曲面上で活動している訳です。 境界線と言って線引きをして地区、領域や国などを分けますが、線で地図上の位置を示すだけで実際は境界面の認識ですね。



全ての物質は分子そして原子からできていて、原子自体はプラス電荷の原子核(プロトンとニュートロン)とマイナス電荷の電子(エレクトロン)が引かれ合った立体構造で出来ているので、現実には点や線の次元は存在しないのである。 人間の頭は三次元で考えることが苦手である、複雑過ぎるのだろう、そこで平面を使って設計したり考えたりする方が簡単で使い勝手よい。 しかし三次元を二次元で考える弊害がないでもない。



スケッチで始まったドローイング(素描)も名前が付き後は完成に向かっての作業を進める。 だが簡単では無い、質感や色のトーンが思い通りになるまで結構難しい。  当然だが全体のバランスを考えながらテーマに沿って仕上げていくのだが、あれやこれや細かい処に目がいって描きすぎたりしてグチャグチャになったりする。 しかし描き込まないと納得のいく色や形が出てこない。 一応バランスがとれてそれ以上描き入れてもメリットというか質の向上にならなくなれば、まぁその辺で一応完成と言うことになる。

お疲れ様でした。



とは言うものの、後で何かを見つけて描き加えたりはアリでしょう。 まぁネバーエンディングな作業かも知れません、、、






コメント
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