一期一会の日々

日々のあれこれ

初詣山歩き 

2022-01-06 16:05:34 | スポーツ

2022.1.5 wed. 晴

初詣を兼ねて今年の初山歩きは栃木県足利の
関東ふれあいの道の一つ「歴史のまちを望むみち」というハイキングコース。
織姫神社の駐車場に車を停めてタクシーで移動すること3,000円。
行道山浄因寺〜寝釈迦〜両崖山〜足利織姫神社へと繋がるコース。
低山山歩きガイド的な本からこれならばと膝痛しのチョイス。
そして、昨年山火事でなくなってしまった休憩所再建のNHKの放送を見たのが決め手。

トロッコ乗り場のある行道山浄因寺駐車場からいざ出発!10:30
いきなりの階段尽くしで寒いけれど息も上がる。
優しいお顔の石仏たちに見守られ、無事浄因寺到着。
絶景が拝められるかと巨石に建つ清心亭へと恐る恐る空中橋の天高橋を渡ったが、
眺望が見えるポイントには行き着かなかった。
天高橋の真下、巨石と巨石の間をすり抜け、
トロッコの到着口のトイレを借りる。
澄んだ空気の穏やかで静かな佇まいの浄因寺は心洗われるようで
新年心新たにするにはもってこいの場所であった。

浄因寺をあとにすること10:48。
相変わらずの段差のある山道を休み休み行く。
今回のお楽しみスポット、寝釈迦に到着10:56。
寝釈迦が予想と違って小さくて驚いたけれど可愛かった。
そこからの風景がまた素晴らしくて、感嘆符!

行道山442㍍山頂到着11:35。
栃木百名山なんですね-!
山座同定盤もあって、眺望ばっちり、富士山もくっきり!
ここにたどり着く前にはダウンも脱いで既に一汗かきかき。
剣が峰頂上417㍍到着11:48。
木にくくりつけられた手作り感満載の可愛い看板には
足利百名山第9座大岩山とあった。
それにしても赤城おろしの厳しいこと!
道中吹き飛ばされそうな寒風にさらされ
暑くなっても休んではあっという間に冷えるの繰り返し。

大岩毘沙門天に到着12:15。
本堂でお参り後、石段から鐘楼へと渡り、一突きしたいけれど我慢。
更に石段を下り山門をくぐり抜ける。
この山門が雰囲気があってとっても気に入った。
車道に出てベンチで一休み。大岩山西公園でトイレ。
アーモンドチョコを口に放り込み、気合いを入れ直してまた歩き出す。

高いところから低いところへ…
なので、下る一方かと思いきやアップダウンの繰り返し。
粘土質の山道に枯れ葉がこんもりで油断ならない。
そして、出てくる岩場岩場…! 大好きだけどね。
簡単な道だと思ってウォーキングシューズにしようとしていたところを
タクシーに乗り込む寸前、登山靴に急遽変えてよかった!
数少ない山人さんにすれ違う度に、両崖山はこちらかと問う。
最後の登りを前にして、このひと登りですよとお返事をいただいたときの喜びや如何に!

御嶽神社のある両崖山山頂251㍍についに到着13:46。
それまでの登山道には山火事で燃えてしまった木々も残り、惨事の痕が伺えた。
それでも山は生きていた。木々は芽吹き、頑張っていた。
自然を大切に、大事にこれからも歩かせてもらおう。
山頂から少しおりたところに、この度テレビで見たというウッドデッキの休憩所があった。
そこでお昼のおにぎり2個をいただく。
ウッドデッキに座って足をぶらぶらさせながら
目の前に広がる展望にため息が漏れる。
首がぐるっと回る方位に広がるパノラマビューは素晴らしく…
雪白い男体山、スカイツリーに新宿副都心…その眺望はまったく飽きない。
おそらく参拝に登られた年配のご夫婦が
こんなに綺麗に見通せるのはほとんどないと仰っていた。
初めてのコースでこんなよい日に恵まれるとは
2022年、きっといい年になるだろう!

後ろ髪引かれる思いでウッドデッキを後にする14:10。
ここからも岩場たっぷり。
あのご年配のご夫婦がここを登ってきたのかと驚く。
そして、ウッドデッキの材木を担いでここを登ってきたのかと思うと
感動でいっぱいになる。
そんなこんなでラスト感無量の思いで歩みを進める。
きらびやかな織姫神社に着いたのは14:51。
これからのことよりも、これまでの様々なご縁に感謝のお参りを。

織姫神社駐車場15:00ジャスト着。
神社からこの駐車場までの石段がとてつもなく長くて驚いた。
カラフルな鳥居が巻き道のようにあったけれど、そちらの方が楽だったかも。

この記事を書くにあたって色々復習したところ
もっとコースについて下調べしておくべきだったと今後悔。
大岩山の巨岩や奇岩のこと、
行道山浄因寺の清心亭への空中橋が
葛飾北斎の描いた『足利行道山雲のかけ橋』のモチーフだったとか
織姫神社のカラフルな鳥居は女坂でカラーに意味があったこととか。
 でもいいや。
素敵な景色は目に焼き付いているし、
その時その時感じたものが心に残ってる。

 遅ればせながら…
  2022年、今年もよろしくお願いいたします
  覚書のような当ブログに、ご訪問心より感謝いたします