ちょうど昨年の今頃。
締めを飾る一大事に付き合って、名古屋へ一泊。
一人になる2日目に東海道線で岐阜県入り。
山頂に岐阜城がある金華山へ山登り
登山口のある岐阜公園のバス停、さてどちらへ行けば…のところに
ちょうど地元のシャキッとした年配女性が登場
どうやら毎日金華山登りを日課とされているらしく、
予定のルートを聞かれ、そこならと登山口まで連れて行ってくれることに
ロープウェー乗り場の裏手からあまり知られていないというそれっぽい道に入った。
いつもはもっと早朝登山だけど、今日は消防隊が訓練をしていたからこの時間になった、
東一記念美術館前では、ついこの間まで大河ドラマの麒麟が来るの蝋人形があったのよと
ちょっとした地元情報を織り交ぜながら、
三重塔では撮影を待ってくださったり、思いがけないよいスタートとなった
めい想の小径と馬の背登山道の分岐点となる丸山・伊奈波神社跡に着いたところで
上着を脱いだりしたいのでとお別れ
健脚のその方に、アナタならすぐ追いつかれるわねと言われたけれど、
結局その後お目にかかることはなかった。
分岐の看板の注意書きが面白い。
「馬の背登山道(健脚向き)
この道は、途中断崖や難所が多く危険です
老人・幼児には無理です」
この日は、この馬の背登山道で登って、めい想の小径で下山。
無理ですの岩場の登山道をワクワク楽しみながら登る。
どこに手をつこう、こっちに行ってみるか…
ちょっとしたことを考えながら登るのが本当に楽しい
そして、およそ30分、あっという間に岐阜城が目の前にそびえる道へと合流。
岐阜城を激写して、景色も堪能、金華山御嶽神社でお参りをして
いざ、めい想の小径(水手道)へ。
長良川がゆったりと流れる岐阜市街の向こうに連なる山々
素晴らしい景色が見られご機嫌ハイク
めい想の名付けはここからかぁと、
突然現れる「それでも地球は動いている」ガリレオ。
その後も「遇に難くしていま遇うことを得たり」親鸞
「もともと地上に道はない」魯迅
「君の運命の星は君自身の胸の中にある」シラー などなど
選択の意図はわからないけれど名言が続き、何となく見入ってしまう
そして、休憩を取るたびにヤマガラが側に来てくれるのが、
可愛くて可愛くて癒やされた
下山後は河原町のカフェで鮎粥と予定していたのに定休日
しかも河原町自体が、このご時世のためか閑散として
扉は閉ざされ誰もいない
仕方ないので予定変更。
岐阜駅までバスに乗らずウォーキング
人っ子ひとりいない御鮨街道をてくてく。
伊奈波神社の案内板にふらふらと立ち寄ってみたけれど、
予想以上の遠回り登り坂で挫けそうになる。
でも神社から振り返った景色が、
1本すーっと坂道で、鳥居越しに町並み、その先に山々が広がって素敵だった
この日歩いた歩数はざっくり22,500歩
県をいくつもまたいで、何も知らない土地で
ソロハイクを楽しめるようになるなんて…感無量
またひとつ、素晴らしい山行きを経験できた2021年春
2021.2.25