Secret Box of OZ

日々の雑感、備忘録と猫たちのこと、家族のことなど…
猫は黒猫とロシアンブルー、白黒ぶちの3匹の保護猫...

空海の天ぷらプレミアム”冬”コースを堪能@天ぷら 空海(関内)

2020-02-09 |  お土産・食べ歩き・COSTCOなど
揚げたての天ぷらはとても美味しいけれど、
それがミシュランの星を獲得した料理人が揚げる天ぷらとなったら
これまた格別なこと、間違いなし。
都内に食べに行くことも多いけれど、
横浜にも美味しいお店があるよと聞いたら
やっぱり行きたくなるものです。
ステキなお店だったのでご紹介。


「天ぷら 空海」は「日本料理空海本店」と同じビルの中にあります。


この入り口を入り、


ロビーに入り口が2つ。
脇には「十四代」のエチケットがずらり!
見たことがないデザインのラベルもありました。


こちらの中に入ります。


7名までの白木のカウンター席。
今日は予約で満席のようです。


棚の上にずらりと並ぶのは「十四代」の箱。
ここまでいろいろ種類があるとは…

この日は「空海の天ぷらプレミアム”冬”コース」を。
最初は食前酒に大吟醸が用意されていました。


宴の一杯 空海厳選の日本酒は「駿州中屋」
     後味がキリッとした日本酒です。


福笑い 一、福白子塩焼
      紅卸し・洗い葱
      ちり酢

白子の塩焼は、丁寧に白く仕上げられていて、
赤い紅卸しとの色のコントラストが綺麗。

    一、数の子西京漬
      お多福豆・金箔・つく羽

数の子の西京漬けはお酒が進み、
また思いのほかお多福豆の優しい甘さにもお酒が進みます。


なかなか見かけないお酒ですが、
お料理に合うということでおすすめいただいた「双虹(そうこう)」を。


切り子のグラスも素敵。
七垂ニ十貫という贅沢な酒造りの象徴のラベルまでついた「双虹」は
なかなか入手できないことでも有名なんだそうです。
後味がスッキリして、お料理との相性もとてもいいですね。


お造り 豪華大鉢盛り
    伊勢海老丸一匹
    本鮪中とろ・天然鰤・活鮃
    (妻色々・山葵・自家製土佐醤油)

ひとりひとりに大鉢が。


なんとも表現しづらいのですが、どの魚をいただいても、どれも美味しい。

  

まだコースは始まったばかりなのに、
圧倒されてしまう感じ。舌が大喜び♪
頭はその美味しさを処理しきれなくなっています。
伊勢エビは身がトロリととろけ、
鮃はプリッとした歯応え、
鮪は口の中でとろけて、
鰤はその脂の乗りに身が滑る、そんな具合。

さて、お待ちかねの天ぷらへ。

天麩羅 一、活車海老(才巻)二本
      あご足 二ヶ


車海老は実は出世魚のように大きさで呼ばれ方が違うんだそうです。
小さい方から、才巻海老、巻海老、車海老。
こちらは才巻の「あご足」。
何もつけないでおあがり下さいとのことで、そのままでいただきました。
カラリと揚がっているけれど、刺さらない、痛くない、絶妙な揚げあがり。
サクサクした食感はさすが職人技。




カウンターには「広島の藻塩、抹茶塩、唐辛子塩」が用意され、



また、わさび塩もあります。
お好きな塩でどうぞ、とのこと。



まっすぐ揚がった才巻海老を



抹茶塩でいただきました。

天婦羅 一、山芋紫蘇巻



山芋を紫蘇で挟んでありますが、



中の山芋はふんわりトロリ。
外のさくっとした食感との対比が面白く、また紫蘇のいい香り。

家喜物 きんき新雪焼
    金柑・はじかみ



きんきの上に乗っているのはメレンゲです、と説明がありましたが



いただいてみるとコクがあり、まるでホワイトソースのようでもあります。



実はチーズも混ぜてあるとのこと。
カマンベールかしら?でも香りにはほとんど現れないほどの
隠し味的な感じです。
これは真似してみたいけど、難しいかしら。
またキンカンの甘露煮を頂くのは久しぶりでしたが、
丁寧に種が除いてあり、蜜もよく煮含めてあって、美味しいです。

天麩羅 一、活帆立貝



北海道釧路の帆立はとても大きく、
半分に切ってありますが、



なかなか良い塩梅の火の通り具合。
そしてこの半生なのに、中まで熱い!
火が通ってしまわないか不思議なのですが半生…技ですね!



椀 物 甘鯛海老糁薯
    亀甲椎茸・赤白大根・人参・菜の花・松葉柚子



甘鯛と海老糁薯が一体化しています。
盛り付けがとても美しいです。
個人的にはじっくり味の染みた生麩が嬉しかったり。
そして房総の菜の花に早春を感じます。



天婦羅 一、金柑



お初な天婦羅の素材の「金柑」
皮だけに衣をつけているのですが、
フルーティーでもあり、でも、
太白の胡麻油の控えめな香りで香ばしくもあり、
私はちょっとハマってしまいそう。



天婦羅 一、たらの芽

まさしく早春の味。



途中、天婦羅の衣が減ってきたりすると、
ささっと作り足している、そんな姿が見られるカウンター席って大好き。



大きな鉢は温度が変わりにくいようになのかすごく厚手。
氷で冷やしながら、太目の箸でさっくりと混ぜています。
無造作な感じだけど、もう何千回と調整されているからなのか
あっという間に準備完了。

さて、ドリンクは、途中で梅サワーを経て



山﨑のハイボールへ。



レモンが1枚入っています。



そして天婦羅が続きます。

天婦羅 一、筍



熊本産の筍は、案外ジューシーでホクホクしています。
また、筍自体のシャキシャキとした歯応えもあるのですが柔らかいです。
これは時節柄なのでしょうか、それとも処理の仕方なのかしら。

天婦羅 一、くわい



ふふっ、この形はまさしくくわいですが、
ホクホクしていて、あのお正月のおせちでいただくものとは別物な感じです。

天麩羅 一、生雲丹磯部巻



生雲丹が甘く、藻塩をつけるとさらに甘みが引き立ちます。



海苔の香りもすごくよくて、ちょっとご飯も一口欲しくなります。

天婦羅 一、白子(菊子)



中は熱々、トロリとして、でもここの天婦羅は
香りもよくて白子が苦手な方でも大丈夫なのではないかしら。

カウンター内の壁には包丁がずらり。



さりげなく王さんのサインも…

天婦羅 一、穴子



長い1本を真ん中でさっくり割って



用意されるのは大根おろしとレモン。





おろしをのせてレモンを絞ります。



そして頂くわけですが、大根おろしが甘く感じる不思議。
香ばしく、そして身はほっこり揚がった穴子。
1匹分を飽きることなく堪能できてしまうのはレモンのおかげなのかしら?

天婦羅 一、梅干



天婦羅の〆は梅干。小田原の梅干しだそうですが
塩加減がまろやかで、温かく、種をいつまでもしゃぶっていたくなる
とても美味しい梅干しでした。

ドリンクは梅干しを頂いたことでまた梅系が飲みたくなり、



「濁り梅酒」のロックを。



底が透けないほどの濁り梅酒。ちびちびと氷を溶かしながらいただきます。



お食事 越前蟹御飯
    イクラ・生姜甘酢漬け・海苔・そぼろ玉子
止 椀 合せ味噌
    小松菜・豆腐・浅月



越前蟹御飯はとてもお上品な感じですが、
生姜の甘酢漬けのピンクやそぼろ玉子、イクラで彩りもよく



お新香もお店の手作りだと思うのですがほんとにどれをとっても美味しい。
美味しいしか表現できないんですが、来てよかった、と思いました。

水菓子 メロン



器の美しさと言い、久しぶりにえぐみを感じないメロンのおいしさと言い
すべてに気を配ったお料理、というものを味わった気がします。


関内の馬車道ではお祭りの際に
同じ料理人さんが500食も天婦羅を揚げるのだそうで、
アンテナ張ってお祭りを逃さないようにしないとなぁ、なんて思いました。
この日カウンター席は満席。
カウンター以外にも天婦羅の入ったコースを召し上がられる方がいるので
料理人さんはずっと天婦羅を揚げ続け。
でも、太白胡麻油を使われているからか、揚げている香りも軽やか。
やっぱり揚げ物は素材も大切ですが油も大切なのだなとも実感しました。


久しぶりにちょっと贅沢しましたけど、
行ってよいお店だったなと思いました。

今度こっそり昼間もチェックしてこよう…

天ぷら 空海
TEL:045-641-9039
神奈川県横浜市中区弁天通1-15-1 アコルデ横濱関内 1F
https://www.yokohama-kuukai.com/tempura/ 


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