今日、朝9時半から父を車に乗せ、
弟も一緒に母のいる老健へ3人で面会に行ってきました。
父は駐車場から老健の入口への道を
がんばって歩いてくれました。
両方を支えられながら、距離にして50メートルくらい?
入り口に着いて車椅子を借り、座ってホッとしたみたい。
多分、普段外の道を歩くってことはないだろうから…
フロアの責任者(ケアマネージャー)を呼んでもらい、
中に案内してもらいます。
面会のテーブルが奥にあり、
ひと時間帯に一組の面会のようでした。
(次の家族さんが来るので…と促しがありましたから)
母も車椅子で連れてこられ、面会開始。
父と手をつないで再会を喜んでいましたが、
母曰く、父の顔が浮腫んでいると言います。
(実際は、父の胸水も減り、手足のむくみはきれいに取れています)
そこからは自分がいかに体重が減ったか、ということに。
2回の手術の間、ベッド上安静で意識のない間に
点滴で栄養を入れられ、その間に体重が6kg減った、と言います。
でも本当は、ベッド上安静でもちゃんと意識はあったはずで、
食事が不味い、味が薄い、食べられない…で
体重が減ったはずなんです。
また、膀胱炎のこともきれいに記憶から抹殺されていました。
都合のいいように記憶が作り替えられています。
自分の財布とかが渡されるともう興味はそちらの方に。
施設では「物がなくなる」「盗られちゃう」と言い、
じゃぁ持ち込まないほうがいいんじゃないの?
と言ってもそれは嫌、手元に置いておきたいようです。
ショルダーバッグに入れて常に持ち歩く方が
本人が安心なんじゃないですか?と言われ、
一度母から貰ったバッグではありましたが、母に。
もう一度渡されたら離しません。
施設の方に貴重品は皆さんどうしていますか?と聞くと、
事務所の金庫に預けているというので、
本人が、例えば夜、気になるなら預ければいい、と一応伝えました。
敬老パスとか、令和3年のものなんてもう要らないはずだけど、
丁寧にしまっていたし、病院のテレビカードとかも精算が必要。
そんなものも、もう何も判断ができないんだな…
そしてタイトルの「携帯が欲しい…」は母の言葉。
他の方がどう連絡したりしているのかと聞くと、
事務室前の公衆電話(現金仕様)で電話をするか、
多分携帯なんだと思うのですけど、
母が、「便利に連絡したいから携帯…」と言いかけたんですけど、
即、弟に却下されていました。
「なくした時の対応がひどかったから、もう携帯は契約しない」と。
私も、「都合のいいように便利に連絡されても困る」と言いました。
今の携帯を渡しても、使い方すら覚えられないと思います。
病院に入院しているときもそうでしたが、
自分の都合で電話してくるんです。
この時間はお父さんが食事中で、
電話のあと食事を食べなくなっちゃうからやめてくれ、
と言ってもいつもその時間。
昼間だってあるだろうに…と思います。
そして、夜寒いからホカロンが欲しい、と言うのですけど、
毛布を増やしてもらったりできないの?と言うと、
出来ない、と答えるのですが、正解は…毛布いっぱいありますよ…
ひざ掛けもありますよ、でした。
パットも施設の方で用意があり、
言えばすぐもらえるんですが、
それが嫌だ、好きな時に使いたい、と母は言います。
でも施設の方に言ったら、
ではまとめてお渡しする形にしましょう、と。
結局ちゃんと自分の要望を言ってない、説明できない、のに
施設が悪い、やってくれない、忙しいところに言えない、
と言うような説明をする。
なんでも人のせいにするんだな…と思いました。
これも認知症なんですかね。
貴重品も、本当に要るものを一週間考えて、
要らない、家に置いておくものは
来週の洗濯の荷物の中に入れて持ち帰る、と言うことにしましたけど、
さて、できるんでしょうか。
自分だって十分に老人なのに、
「ここは老人ばかりなのでたいしたことありません」
と言う母がよく分かりません。
生活上の家事が取り除かれた状態になると
母の認知症がどういう状態なのかがよくわかってきます。
父も含めた状態で帰宅したら
どういう形で生活させなきゃいけないかを考えると
とても頭の痛い問題です…(-_-;)
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