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オイルに関して言わせて頂くのなら・・・

2013年01月09日 | 整備

今や何処のオイルメーカーが特別にいいという時代ではなく、いかにして自分のバイクに合ったオイルを見つけるかと言う方がいいのでしょう。

 新しいブランドが入ってくる度に飛びつく傾向がありますが、何がいいの?と聞くと、垂れない!と言います。

 でも、何度になるの?と聞くと、殆どの人が答えられません。温度を重要視しているわけではないのですが、何処まで管理して言っているのか、目安に聞いています。

 メーカーの人が来ると、何が入っているの?とも聞いたりします。

 なので、だいたい会話がそこで終ってしまいます。意地悪でしょうか?

 二輪用のオイルは四輪用よりも勝っていると勘違いしているかたもいます。リンと硫黄を入れると、ヌルッ、とした状態を作れるそうですが、二輪はクラッチが滑ってしまう為、摩擦抵抗剤をあまり入れられません。ボトルにMAかMBと表示がありますがMAが適しています。

 ドライクラッチなら、MB,四輪用がフリクションロスが少ないはずです。

 粘度には最も注意しておきたい所ですが、あいにくと、確立した基準がありません。各メーカーの10w40を比べるとあるメーカーだと5w30になってたりします。オイルメーカーは粘度指数表を持っていますので、オイルを勉強した販売員ならサッ!と答えるはずです。

 しかし、メーカーによっては紙面としてくれない所もあります。他人には見せない!と、印鑑をつかされたメーカーもあった程です。しかめっ面で印鑑を押した記憶があります。

 やらかい粘度程、E/Gがよく回ると最近の傾向にありますが、ラップタイムが良くなった試しがありません。私の腕前は除いても、少しは違ってもいいと思うのですが、迷ったらバイクメーカーの推奨値を守る事で最適なコンディションが約束される筈です。

 E/Gオイルはシンセティックオイルが適していると言う事は分っていますが,大きく分けると2種類、エステルベースとPAO,そのどれもが素晴らしいパフォーマンスを発揮する筈ですが、たまに、クラッチが滑り出した、とか、シフトフィーリング、ギヤー抜けなどを起こすなど、いたずらをする事があります。その場合は、”そのバイクに合わなかった!”と言うべきでしょう。

 ブランドを変える場合はフィルターも交換してから入れるべきです。古いオイルはドレンボルトがら全ては抜けません。1Lぐらい残ります。出来れば毎回交換したいのですが、コストがかさみます。それでも2回に一回は交換したいですね、

 自分の7万キロ走っていた車のオートマチックフルードを交換しようと意気揚々としてた所に、車のディーラーに勤めていたお客さんが、それならオイルパンを外して掃除するべきだ!と言うので外してみました。

 オイルパンの中に磁石があるのですが鉄粉の塊になっていました。鉄粉で出来たマリモのようです!

 でも問題はオイルパンを外した時に顔からオイルを被りオイルまみれになった事です。ドレンから抜いたものの2Lは残っていました。予想はしていた物のやはり!と、言った所です。忘れもしません!

 でもこの日、アドバイスをもらったお客さんにあかちゃんが誕生しました。3年ぐらい経ちますが、まったくなつきません。

 良く”このオイルにしたら調子良くなったよ!”と聞きますが、その前に入っていたオイルは数千キロ走っていた筈です。同じ物を入れても調子良くなります。

 ともかく、数メーカーの中からお客さんの好みを交えて、最適なオイルをお勧めしています!

 写真は一部の商品ですが、MOTUL, ROYALPURPLE, SILKOLENE, PJ1, TOTAL, とそれぞれのメーカーのラインナップを取り揃えてお待ちしています!!

 

 

 

 



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