Strawberryな生活

気になったことや,お気に入りのものなど,生活のメモとしてブログに残してみることにしました♪

ヒアアフター,ノルウェイの森,大奥,相棒-劇場版Ⅱ

2012年05月19日 | 映画・DVD・ドラマ・本
体力温存で山に行く元気がないので,最近はたっぷりDVD観賞です。

ヒアアフター★★
ん~,マットデイモンが霊能者の役をやっているクリント・イーストウッド監督の作品で,死後の世界を扱っているのですが,うーん,期待外れだったかな。


ノルウェイの森★
もうこの手の映画は見られないのかも。とってもかったるくって,早回ししそうになってしまった。

大奥★★
嵐の二の宮くん主演の,男女逆転物。
なんか,もう少しはじけて作ってもよかったのにって感じ。ほのぼのさ,やさしさは少し感じられるけど,ドロドロさを出してそれと対照的にほのぼのさせてもよかったと思うし,なんか,まあ,お口直し程度にって感じ。

相棒ー劇場版Ⅱ★★☆
まあ,手堅い作品ですね。しっかりと見せてくれるという感じで,これは普通に楽しみました。

アンフェア、アンダルシア、ラビットホール

2012年05月07日 | 映画・DVD・ドラマ・本
GWは山にも行かず、存分にゴロゴロっと過ごし、かなり久々にDVDをレンタル。ほぼ一年ぶり。

アンフェアthe answer★★☆2.5、
アンダルシア★★★

篠原涼子、黒木メイサ、2本ともカッコいい男性に囲まれていいなぁ~!が感想(^^;
アンダルシアは伊藤英明がインターポールの刑事役という、珍しく影のある都会的なキャラで以外とよかった。
ちゃんと織田裕二と渡り合えていました。

刑事モノの軽いサスペンスと同じようなジャンルの作品ですが、何となくアンダルシアの方がしっかりまとまっていた気がしました。

ラビットホール★★☆2.5
ニコール・キッドマンが息子をなくしたお母さん役をやっています。喪失と再生の物語に弱いのですが、うん、まあこんなもんかなという感じです。
可もなく不可もなく。

パーマネント野ばら★★★☆

2012年05月07日 | 映画・DVD・ドラマ・本
菅野美穂主演のほっこり映画。結構よかったです。

脇を固める夏木マリや宇崎竜童もいい味出しているし,
期待以上によかったのは,菅野美穂の幼馴染の小池栄子と池脇千鶴。ふたりとも優しくて切ない役どころを素敵に演じていましたよ。
パーマネント野バラで交わされるおばちゃんたちの赤裸々なお話が対極にあるからこそ,そのせつなさが際立つのだけれど,私はもう少しせつなさを満喫したかったかも。・・・だから★3つ半!
最近疲れているので,この手のお話求ム!ですね。

歪笑小説,黒笑小説,怪笑小説,毒笑小説,天使の声,仮面山荘殺人事件

2012年04月26日 | 映画・DVD・ドラマ・本
今年に入って読んだ本,忘れる前に・・・。
以下は,すべて東野圭吾作品。

歪笑小説,黒笑小説は結構おもしろかった。★★★★
文壇の裏側,小説家と編集者のやりとりが中心に書かれていて,シュールなトーン。なかなか楽しめた。

仮面山荘殺人事件もまあまあ。★★★
舞台とかにぴったり。ちょっと三谷幸喜風な感じも。


その後,慣れてしまったからか,その他の3冊はまあまあでしょうか。
★★☆(2.5)ですね。

ラッシュライフ,オ―デュポンの祈り,砂漠,終末のフール

2012年04月26日 | 映画・DVD・ドラマ・本
東野圭吾作品以外で今年に入って読んでいたのは,スタイリッシュな文章でリズム感が心地よい伊坂幸太郎作品。

ラッシュライフ★★★☆3.5・・・話がオムニバス風にいくつもあるけれどそれが最後につながってくるという劇団ひとりの「陰日向に咲く」的なストーリー。こちらが先なのかな?でもまあ,面白かったですね。

オ―デュポンの祈り★★★★・・・少し村上春樹を思い出させるのは,しゃべるカカシという不思議なキャラがでてきたからでしょうか。

砂漠★★★☆3.5・・・青春群像劇というやつでしょうか,まあそれなりに面白かったかな。

終末のフール★★★☆3.5・・・あと3年で地球に隕石がぶつかるとき,ある街に住む人々は・・・という設定でのオムニバス。面白かった。

なんか,この人の文体好きですね。

自律神経のバランスを整える

2011年09月06日 | 映画・DVD・ドラマ・本
最近非常に疲れやすく,思わず健康本を2冊も買ってしまいました。
まずは1冊目。『なぜ「これ」は健康にいいのか?-副交感神経が人生の質を決める』という本です。
以下,覚書です。

この本のメインの主張は,
年をとると,副交感神経が下がることによって疲れやすくなったり免疫力が下がって感染症にかかりやすくなる,
交感神経,副交感神経を両方高く保つこと,かつ両者のバランスをよくすることが大事である・・・というものです。
(ちなみに,夏から冬になるときに風邪をひきやすいのは,副交感神経が優勢な夏から交感神経が優勢な冬になることで,リンパ球が減って免疫が落ちて感染しやすくなるんだそうです)

自律神経を意識的にコントロールすること,
その中でも特に副交感神経を高く保つには,
 ・時間に余裕を持って,ゆっくりと生活する
 ・背筋を伸ばしてゆっくり歩くことや,呼吸を整えることで,
  酸素をたっぷり身体に入れ,血流,血液の質をよくすること
 ・血流をよくするには腸内環境をよくすること,そのためには
  乳酸菌をとったり,水分が不足しないようにすることが大事だそうです。

そのほかにも
 ・激しい運動は交感神経を上げ,副交感神経を下げてしまうので,
  むしろゆっくり歩く,ヨガなどの運動が適していること,
 ・朝は交感神経が高く,血管が収縮しているので運動を行うのは危険,
  軽い運動を夜に行うのがよい,
 ・朝ご飯を食べて副交感神経を働かせることは大事だけれども,
  たくさん食べすぎても血流が悪くなり,消化が悪くなるので,
  痩せたいなら朝晩は軽めのもので腸だけを動かし,昼に栄養をしっかり
  摂るのがよい・・・といったようなことも書いてありました。

自律神経,交感神経,副交感神経,血管の収縮・拡張,腸の働きの仕組みなどが分かりやすく解説されていて,なかなか面白い本でした。
とにかく血流をよくして,自律神経を整えること・・・で疲れやすさは随分と改善されるんだそうです。

ジュージュー ★★★★

2011年08月13日 | 映画・DVD・ドラマ・本
よしもとばななの7月の最新作。
これが宣伝文。「下町の小さなハンバーグ店に集う、おかしな人たち。みんなちょっとずつ何かが欠けていて、つながりあって、ひとつの命になっている。世界の美しい色を回復させる、滋養たっぷりの小宇宙」
ハンバーグ屋ジュージューの娘が主人公。
彼女は最近母親を亡くした女の子。
よしもとばななの作品には母親を失ったばかりの登場人物が多い。
なぜなのかな。
この物語にはもうひとり,母親を亡くしたばかりの男の子宮坂さん(でも40代)も出てくる。
ハンバーグを食べながら号泣する彼には泣かされた。
静かに静かに一歩いっぽ生きている人たち・・・キッチンのような静かな激しさはなくなったけれど,またまたやさしいお話だった。

のぼうの城 ★★☆

2011年04月21日 | 映画・DVD・ドラマ・本
和田竜の「のぼうの城」★★☆ 2.5点

のぼうはただの馬鹿なのか,すごい将器なのか。
これは確かに興味深く読み進みました。
確かに,この丹波の長親に対する疑念にはずっと寄り添えるし,
それぞれのキャラクターは興味深いけれど,
どれも描写には深みがないのが残念。

ただ映画になると面白いだろうなという予感はします。
どこまでキャラを小説以上に描き出せるかがポイントですね。

ただ,のぼう様が野村萬斎というキャストはどうなんだろう。
私はスリムクラブのあのゆっくりしゃべる人。
ああいう,獣みたいな感じの人の方がイメージだなって思った。

丹波は佐藤浩市・・・これはまあ,それなりに。
坂巻が成宮寛貴,和泉がぐっさん。
石田三成が上地雄輔らしい。う~ん,私のイメージとはみなさんかなり違うなあ。

追記
水攻めのシーンが,震災を思い起こさせるということで今年の9月公開が来年秋に延期になってしまったようです。
確かにそうかもしれませんね。

「悪意」★★

2011年04月05日 | 映画・DVD・ドラマ・本
東野圭吾の「悪意」

「悪意」という題だけあって,読後感はあまりよくなかった。
すっきりともせず・・・。

ところで,実はこの本。
100ページほど読んだところから,「これ,前に読んだことあるな」と薄々と思いながら読む。
途中で「確かに読んだ」と確信に。
しかし,最後までまったくオチの思い出せないままであった。
東野作品はホントにどれを読んだかがなかなか覚えていられない。
だから,こうやってブログに残すのは大事。。。
忘れないように以下はあらすじと,結末です。
(自分の覚書なので,かなり荒いです。)



以下,ネタばれ あらすじ
***********************************************
日高という作家が殺された。犯人は野々口という幼馴染。
野々口も作家志望で,その作品を日高に見てもらっていた。
そこで,野々口は日高の元妻に一目ぼれ,関係が始まった。そんな中で日高を殺す計画を思いついた。
しかし,それは未遂に終わり,野々口は日高に脅されゴーストライターをさせられることになった。
そのうちに,日高の元妻は事故に遭うがそれは自殺だったのかもしれない。
その後,野々口は再び日高を殺しに行き,犯罪は成立した。

このストーリーが野々口の手記,加賀の記録,独白という形で交互に語られる。
しかし,最後の1章でこれがまったく覆される。
これらの加賀刑事が見つけ出した動機や証拠品(日高の元妻と不倫をしていたことを示すいくつかの証拠,自分がゴーストライターであったことを匂わせる手書きの原稿など))は野々口が周到に用意したものであったという謎ときが語られるのである。

それは,長い時間をかけてこれらの動機や証拠品を用意した。
元妻との不倫というのも事実ではなかった。ゴーストライターでもなかった。
その動機は幼少期にあった。
小さい頃にいじめられていた野々口,中学ではある生徒が女子生徒を暴行するのを手伝わされたりもしていた。日高はそのころのことを小説にしていたが,その写真を持っていたが,それを公表することもなかった。

しかし,自分に優しくしてくれた日高への野々口の憎しみ,嫉妬,悪意が犯罪の動機だった。
野々口は,日高の名声を貶めることが本当の動機だったのである。

海のふた★★★

2011年03月31日 | 映画・DVD・ドラマ・本
吉本ばななの「海のふた」
喪失からの立ち直りシリーズ。
私の好きなラインで期待通りといった感じでした。

好きなものだけを集めてかき氷屋をやるまりちゃんの下に,
やってきた「はじめちゃん」
予想を裏切り,この子は女の子。
大好きだったおばあちゃんが亡くなって,その傷をいやすために
ひと夏をまりちゃんのお家で過ごすことになった。
そして,はじめちゃんは,まりちゃん,まりちゃんの住む町,海,かき氷,
そんな優しいものたちに囲まれて回復していく・・・そんなお話でした。


ここからは引用*********************
・・・実はそんな風に毎日のように会えることってものすごいことなのだ。
お互いがちゃんと生きていること。約束もしていないのに同じ場所にいること。・・・
実はいろんなことってそんなに確かなものじゃない・・・この世の慈悲と無慈悲のバランスは,私たちが想像するには大きすぎる。ただその中で泳いだりびっくりしたり受け入れるしか,できることがないくらいにでっかいみたいだ。

私たち人間は思い出をどんどんどんどん作って,生み出して,どんどん時間の中を泳いで行って,でもそれはものすごく真っ暗な巨大な闇にどんどんどんどん吸い込まれていくの。
私たちにはそれしかできないの。死ぬまでずっと。ただ作り続けてどんどんなくしていくことしか。

柳の木は同じように揺れ,川は流れ,海も同じようにきれいなカーブを描いて広がっている。
それでも,なにかが少しずつ失われていた。

私のかき氷屋なんて,すごくちっぽけで,役に立たなくて・・・「いいや,とにかく続けよう」・・・それしかできることがないから。無駄っぽくてもしようって。
*********************引用終わり

すべてが失われていくなかで,それでもしなやかに倒れることなく
生きて行こうとする静かな決意・・・そんな感覚がなぜかとても最近気になるのです。
執着を手放し,失われていくことを悲しまず,受け入れて,
そんな風に暮らしたいって思っている最近の私にはとても素敵な小説でした。
まりちゃんが,はじめちゃんにとっておばあちゃんがいかに大事な存在なのかを
想像する描写もよかったです。
そして,丁寧に毎日を暮らしていくこと,その大切さ。
それがリズムをつくってくれること。そんなこともすごく私には役に立つ気がしたのでした。