今年も「入魂のショパン」に行ってきました。
一曲目はetude op.10-1 エオリアンハープ・・・いつも長調の曲にはあまり感動しないのですが,一曲目この曲が始まるとなぜか涙が。。。
本当にショパンの切なさはピカイチなのです。
第一部は,etude op.10と25を全曲。
第二部以降は,作品番号のop.26ポロネーズから44のポロネーズまで。それにしても,プレリュードはやはり眠くなる。。
そして,私も弾いたことのあるノクターンやマズルカ,いま練習中のワルツなどもここに入ってて・・・スケルツォの2番も3番も。
なにせ半日の長丁場のコンサートなので後半にもなると,いろんな思いが頭の中を駆け巡り。。。
たとえば,ソナチネで止まっていた私のピアノ。ショパン弾きたくて1年半前に再開して,ワルツ,マズルカ中心の簡単な曲だけとは言え,何曲かは自分なりに楽しく弾けていることは嬉しいことだと,それも親がピアノの世界を教えてくれていたおかげだと感謝してみたり・・・。
ああ,夢の中でもいいから,バラード一番を弾いてみたいとか・・・ん?でも,そのためにはメロディーラインくらいは最後まで覚えないと夢ですら無理だよね。・・・いや,一晩中バラード一番をエンドレスで流しながら寝れば,そういう夢になるんじゃないかとか。
ピアノを弾いている文科系男子,特に手,指,カッコいいなあとか。こんな曲作ったショパンは素敵だったんだろうなあとか。
ピアノ男子と言えば,私のお気に入りのSNOOPYのシュローダーだよねとか。
最近,どはまり中の高橋一生,ピアノ歴があるってインタビューで言ってたよね,などなど,あらぬ方向へと・・・。
ところで今日のコンサートは1時から9時過ぎまでの五部構成。最初の席は,手元が見たくて,二階の左脇だったのですが,距離が近い方がよいと思っていたので,今回は二列目。そしたら,前の人が乗り出して見るから邪魔で手元見づらいし,何故かこの人,激しい曲ではリズムをとるすごく迷惑な人。きれいな30前後くらいの女性でピアノ凄く弾けるんだろうなって人だったけど,マナー最悪でしたよ。この人のせいで集中できなくて,とうとう我慢できず四部と五部はそれぞれ席を変えてもらいました。当日券で残っていた席で,四部は1階,五部は二階の一列目,どちらも最初より距離は遠くなったけど,こちらの方がよかった。早く動けばよかった。
横山幸雄さんのop.10-1はUPされていなかったので,Lisitsaでお楽しみ下さい。
Chopin Etude Op10 No.1 Valentina Lisitsa