南八ヶ岳縦走をしてきました。
コースは美濃戸から南沢を経て,行者小屋に向かって一泊。
地蔵尾根を通って赤岳天望荘,赤岳山頂までをピストンして,横岳,硫黄岳,赤岳鉱泉,そこから北沢コースを経て美濃戸に戻るというガイドブックでも12時間ほどの縦走コース。カメスピードの私は休憩も含めて1日目4時間,2日目13時間の山歩きとなった。
もともとは一日目に赤岳天望荘まで行ってしまう予定だったけれど,午後からの雨で予定を変更。
前日の雨の予報に,場合によっては昨年同様の赤岳,阿弥陀,もしくは硫黄岳のみのピストンへの予定変更も覚悟しての出発となった。
今回は4人での山行で,少しでも早くスタートしたかったこともあってタクシーで美濃戸に向かう。そして砂利道を歩きだす。
天気予報では夕方くらいまでは雨が降らないとする予報も。昨晩,夕立のような豪雨があったとのことで荒れやすい南沢コースの心配をしたが,下りてきた人たちに聞いても多少のぬかるみはあるけど大丈夫とのこと。
また,荒れていればコースタイムは北沢が長くても結局はそっちの方が近道になるという情報を得ていたが,きっちり整備されすぎているのでスタートに北沢コースを選ぶのは避けたかったし,赤岳天望荘まで行く望みも捨てたくはなかったために南沢コースを選んだ。
ここは分岐点。
昨年通りの樹林帯がお迎え。南沢は途中からはしっかりと登る道も多々出てくる。
苔も可愛い。
最初は多少のぬかるみもあったが,昨年よりも足取り軽く進んだ。
1時過ぎには小雨が降り出したが,そのときにはある程度行者小屋近くに来ていることも分かっていたため,大きく焦ることもなく,今日の止まりは行者小屋だな・・・という雰囲気で,予定通り2時頃に行者小屋に到着した。
泊まりの手続きをしてからしばらくすると晴れてきたので,南八をきれいに見られる,展望台まで往復30分のまさに「お散歩」に出かけた。
苔もキラキラ。
往復30分とは言ってもしっかりと登るところもある。実は,このとき,サポートタイツを脱いで,上に重ねているスパッツだけで出かけたのだが,まるでパジャマのような頼りなさに,日ごろのサポートタイツの有難さを実感した。正直ここまで効果があるとは思っていなかった。
硫黄岳,横岳,赤岳,阿弥陀岳,展望は抜群だった。(写真は赤岳)
そして5時の食事。ここは豚の角煮が定番メニューでなかなかおいしい。
食後にはしばらく雨があがる。
天気は晴れたり,ガスったり,雨が降ったり・・・明日の晴れを願って就寝した。
(続く)