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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

保育園近くのKDDI携帯基地局

2009年07月12日 | 電磁波と基地局
 ◇ 娘が通う保育園近くのKDDI携帯基地局、住民らで撤去を要請
朝倉 創

 昨年末、娘が通う鎌倉市の保育園付近に、KDDIの携帯基地局があることが分かった。地域の住民達は健康被害を訴えて基地局撤去に向けた住民運動に動き出した。KDDIも重い腰をあげ説明会が開催されたが、住民らの質問に納得いく答えは得られない。海外事例などを調べると、どうも安全とは言いがたい。日本各地や世界中で携帯基地局の撤去を求めた住民運動も起こっている。もしあなたの家の近くに、知らぬ間に携帯基地局が建ったら--。
◇娘の保育園の側に携帯基地局があった
 娘が通う鎌倉市由比ケ浜の保育園付近に、携帯電話au用のKDDI基地局が立っているという話を耳にしたのは、2ヶ月ほど前(昨年12月)のことだった。その基地局から発せられる電磁波の被害があるのではないかということで、年末に、近隣住民と保育園の父母が集まって情報交換を行った。
 今まで気づかなかったが、現場に行ってみるとKDDIの携帯基地局は保育園から200メートル程の、鎌倉市由比ガ浜4丁目の閑静な住宅街にあるKDDIの保養所の屋上に立っていた。通園の時に父母が使う駐車場のすぐ横である。KDDIの話では、この基地局が建ったのは、平成18年(2006)だそうだ。
 「この基地局が出来てから、目眩や吐き気などの体調不良が続いている」と、近所に住む3つの家族が言う。子供に影響があるか心配だ。KDDIに問い合わせた。
◇「WHOの基準に基づいている」と総務省
 KDDI 東京エンジニアリングセンター建設第グループの佐藤氏によれば、「KDDI では総務省の決めた電波防護指針に基づいて携帯の基地局を建設していますので問題はありません」とのことだった。総務省が国内基準を決めているらしい。
 総務省に尋ねると、「我が国は、WHOとICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)の基準に基づいて、電波を対象とした電波防護指針を定めています。また、生体電磁環境研究推進委員会を設置しておりまして、その報告でも問題無しとしています」(総務省関東総合通信局 電波監理部電波利用環境課)
 ということは、WHOや総務省の基準に問題がありそうだ。
 1993年結成以来、高圧線や携帯電話などから生じる電磁波問題に取り組み、携帯電話基地局の反対運動をまとめたサイト「GAUSS Network」 によると、日本の各地でも携帯電話の普及に伴い、基地局の建設も増え、基地局建設にあたり、住民との間に300件もの問題が生じている。
 最初の反対運動は、1986年に福井県福井市北四ツ居で起こった。この時は基地局の建設前に住民が反対運動を起こして建設中止に追い込んだ。その後も1996年の熊本県御領・沼山津地区での反対運動などが有名だが、大手新聞では報道されない携帯基地局への反対運動は、全国各地で起こっている。
◇札幌地方裁判所の判決でソフトバンクが敗訴
 電磁波研会報・第53号 によれば、最近では、北海道札幌市のマンションに、ソフトバンクが設置した携帯電話基地局について「管理組合の多数決で決められる問題でなく、マンション住民全員の同意が必要」であるとした判決が、2008年5月30日に札幌地裁で出された。
 この判決は画期的で、「マンションへの基地局設置には住民の全員合意が必要」という認識が広まるきっかけとなり、
(.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。)

『My News Japan』(16:39 02/23 2009)
http://www.mynewsjapan.com/reports/1006

 (写真略)右奥に見えるのがKDDIの基地局。簡易測定器で測定すると、数値は921μW/㎡(マイクロワット/平米)で、これは1平米で921マイクロワットの電磁波を浴びていることを意味する。総務省の基準以内だが、欧州で基準となりつつある「バイオイニシアティブ国際報告」の基準に比べ2倍以上高い。

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