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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

成果主義教育がもたらした大阪の校長職放棄

2013年06月27日 | こども危機
 ● 給料最低・小規模校…民間人校長、謝罪なき退職 (読売新聞)
 大阪市立小中学校で今年度から導入された校長の全国公募に応募し、4月に民間人校長として就任した市立南港緑小学校(住之江区)の千葉貴樹校長(38)が25日、「私が力を発揮できる場所とは違う」と述べ、同日付で退職した。
 同市の民間人校長は今春、11人が就任したが、退職は初めて。校長公募は橋下徹市長が掲げた教育改革の目玉だっただけに、3か月足らずでの退職は波紋を広げそうだ。
 この日の市教育委員会議で退職を承認された千葉氏は、同小で記者会見。複数の外資系証券会社に10年以上の勤務経験があるという千葉氏は、「経験を生かし、英語教育に力を入れたいとアピールしたが、今の学校の課題は基礎学力の向上だった。英語教育に力を注げる環境ではなかった」と説明した。
 また、採用過程で市教委側と意見交換する機会が少なかったことに不満を述べ、「若いからといって、各学年1学級しかない小規模校に配属され、給料も経歴に関係なく最低級。年功序列だ」と批判。
 自らの退職による混乱については「何も不祥事は起こしていないし、謝罪することではない」と語り、児童に対する思いを問われ、「申し訳ないという気持ちではなく、残念な気持ち」と話した。
『読売新聞』(2013年6月26日) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130626-00000239-yom-soci
 ● 公募校長が就任3カ月で退職届 橋下市長主導の民間出身 (TOKYO Web)
 4月に公募校長として大阪市立南港緑小(住之江区)に就任した民間出身の千葉貴樹氏(38)が、退職届を提出したことが25日、本人への取材で分かった。公募校長は橋下徹市長の肝いり施策でことしから始まり、民間から11人が就任したが、わずか3カ月で辞めることになる。
 千葉校長は外資系証券会社出身。本人によると「一身上の都合」で退職届を出した。詳しい理由は「まずは全校集会で児童に説明したい」としている。
 校長の公募には民間928人、教頭362人が申し込んだ。合格者63人のうち11人が民間出身だった。
(共同)
『東京新聞』(2013年6月25日【話題のニュース】)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013062501001442.html
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