goo blog サービス終了のお知らせ 

パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「パート労働法改正」参考人質疑

2007年05月12日 | ノンジャンル
◆5月5日(土)
 友人の中原純子さんは全国一般東京労組の執行委員です。4月10日に衆院厚生労働委員会で「パート労働法改正」に関する参考人質疑で彼女が意見陳述しました。
 以下、彼女の意見陳述を紹介します。

 パート労働法が制定されたのは1993年。同時に彼女の「フルタイムのパート労働者」としての14年の歩みが始まりました。「身分はパート」とハローワークの求人票備考欄にあったことは忘れられないといいます。
 このたびの「改正」案上程は安倍政権の「再チャレンジ」政策の一つです。政府与党は国民の「格差社会」批判に対応するため、民主党は「格差是正国会」と命名した今国会の「対決」法案としての独自案をそれぞれが提案しているものの、内容は、パート全体の期待に反し「正社員との差別が禁止される」対象となるパートは一握りです。
 全国1200万人以上のパート労働者の気持が置き去りにされているではないか、政治の責任を問いたいというのが中原さんの主張の柱です。

 「多くの女性たちが、手取り10万そこそこで、2人、3人の子どもを育てるためにパートをかけもちする場合もあります。年間3000時間以上働いて年収300万、夜のファミリーレストランはかけもちで働く女性たちばかり、寝る時間を削って必死に働いているのに、翌年、収入がオーバーだと母子手当を削られたという泣くに泣けない話です。
パートのみならず、派遣、契約、非常勤、偽装請負…、若者たちが携帯を命綱としてワンコールワーカーという日雇い労働者となって都会をさまよっています。
 こんな非正規労働を蔓延させているのは政治の責任ではないでしょうか。差別禁止の対象となるパートはほんの少ししかいない、パート労働者の中に分断を持ち込むような『パート労働法改正』はやめてください。人としての尊厳を傷つけながら働き続けるパートたちのかすかな期待を裏切り、政治に利用することはやめてください」


 彼女の意見陳述には、政治に関わるものが、国民の困窮化の実態を知らなさ過ぎること、そして非正規労働に現れる格差問題と中小企業の困難性の関連への確信、ナショナルセンターの違いを超えた労働組合の団結の力を広げ、働く現場から政治を変えたいという強い願いに溢れています。

 陳述の模様は以下のURL(衆院TV)で。
  http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=VL


 『かわむらひさこ 日記』
http://www.sinsyakaibunka.com/

コメント    この記事についてブログを書く
« 国民投票法案採決なんておか... | トップ | 人事委員会傍聴者の声 その 27 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ノンジャンル」カテゴリの最新記事