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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

核兵器の廃絶を求めて署名活動「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・メッセンジャー」

2018年07月06日 | 平和憲法
 ◆ 高校生平和大使ノーベル賞候補に
   20年の活動が結実 「核なき世界への励みに」
(週刊新社会)


 核兵器の廃絶を求めて署名活動を行ってきた「高校生平和大使」ノーベル平和賞の候補に登録され、平和大使の高校生らが6月7日、東京・永田町の参院議員会館で報告会を開き、「被爆者の声を届けて平和の世界を広げていけたら」などと語った。
 平和大使の活動は、核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドどパキスタンが1998年5月に核実験を強行し、被爆地の市民が危機感を募らせたことをきっかけに長崎市で始まり、その後全国に広がった。
 核兵器廃絶を訴える署名を毎年夏に国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)で開かれる国連軍縮会議に合せて届けており、昨年までに約200人が167万筆を超える署名を国運に届けてきた。
 高校生平和大使が同賞の候補になるのは初めて。活動開始から20年を迎えたのを機に今年1月、超党派の国会議員24人が推薦者となり同委員会に推薦状を送付し、受理されていた。
 高校生を派遣している長崎市と広島市の市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が、ノルウェーのノーベル賞委員会から4月20日に通知があったと発表していた。
 平和賞の受賞者の発表は10月5日で、今年は候補として330件が登録されているという。
 派遣委の平野伸人共同代表=長崎市=は、「20年続けてきた活動が評価されて嬉しい。候補になっただけでも活動の励みになる」と喜んだ。
 高校生平和大使は国連では「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・メッセンジャー」として認知され、その真剣な言動は国連で高い評価を得て大きな成果をあげている。
 07年にはブラジル・韓国から及びペルー籍の高校生平和大使が、12年にはブラジルの高校生平和大使が参加した。
 また、12年10月には、高校生乎和大使の活動について、外務大臣感謝状が贈られた。
 13年第16代は、外務省ユース非核特使第1号の委嘱を受け、14年には第17代高校生平和大使の代表が、民間人として初めて軍縮会議本会議場でスピーチを行った。
 高校生平和大使は毎年公募で選ばれ、国連から帰国後も各地での活動報告や修学旅行生との交流など、6月の結団式から約1年間活動する。
 署名は2001年1月、高校生平和大使の募集をきっかけに集まった高校生たちが核兵器廃絶をめざす活動を自分たちのカでと「高校生1万人署名活動実行委員会」を立ち上げて始まった。
 署名活動から、「高校生1万本えんぴつ運動」「高校生アジア子ども基金」が生まれ、活動を広げている。
 派遣委ではノーベル平和賞候補の決定を受けて、「高校生平和大使は受賞に向けて、活動を継続していきたいと決意を新たにしています。もちろん、ノーベル平和賞を受賞することが目的でないことは当然です。核兵器を無くし、何よりも戦争のない世界をめざすという目的のための一里塚です。引き続き、粘り強い活動を続けていきたいと思います」とのコメントを発表した。
 今年の大使が広島で結団式今年の高校生平和大使の結団式が6月17日、広島市で開かれ、平和大使に選ばれた15都道府県の女子高生20人が「核兵器は苦しみしか生み出さない。負の連鎖を繰り返してはならないと訴えていきたい」などと抱負を語った。
『週刊新社会』(2018年7月3日)

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