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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

◆ 明けない夜はない(228)

2024年01月13日 | 「日の丸・君が代」強制反対

 ◆ <「君が代」調教NO!裁判の最高裁要請行動>

<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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 戦争のシンボルは「日の丸」「君が代」であった。

 能登半島地震が起き、テレビに出てくる岸田首相は防災服の右腕上に「日の丸」を付け出てきて、大災害が起きているのに、今年の党総裁選まで改憲を成し遂げると述べている。

 また、千葉では8か国連合軍(?)でパラシュート降下訓練を行い、
 沖縄では辺野古沖に米軍基地建設の土砂投下を始め、
 自衛隊の幹部らは靖国神社を参拝し、
 麻生氏は訪米し「台湾有事」をあおり日米を基軸とする多国間の軍事的連携強化を訴えた。
 これらの動きは、今いかに岸田政権が戦争準備を急いでいるかを物語るものである。

 すでに、憲法9条を公然と踏みにじる岸田政権は、戦争が起きれば「集団的自衛権」と「戦争法」で参戦するだろう。
 また9条改憲はなくとも、「安保三文書」「緊急事態条項」があれば、戦争のために何でもできることになるだろう。
 戦争のための国民総動員にもなる。

 戦後79年、日本はまさに「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こる」前夜に立ちいたったと言わざるを得ない。

 しかし、これに対し沖縄を含め各地で、「草の根」からの反対運動が粘り強く闘われている。

 昨日(1月11日)、戦争と天皇制のシンボルであった「君が代」を、その意味や歴史的役割りを子どもたちに教えることを否定し強制する調教教育に反対する裁判の最高裁要請行動が行われた。

 それについて、原告の松田さんからの報告が送られてきたので、以下に紹介する。(すでに読まれている方も多いと思われますが、ご容赦)

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 本日は、私の「君が代」処分取消裁判の最高裁要請行動に多くのみなさんにご参加、ご協力いただき、たいへんありがとうございました。大阪から参加いただいた皆さんはもちろん、ひのきみ全国ネットのみなさん、被処分者の会のみなさんをはじめ、首都圏のみなさにはたいへんお世話になりました。要請行動には部屋の関係で17人までしか参加できず、せっかく来ていただいたのに、30分間の要請行動中、外で待っていていただいた方には、たいへん申し訳ありませんでした。

 要請行動は、たいへん充実した内容で、成功裏に実施できたと思います。

 やるべきことができて、たいへんうれしく、ホッとしています。

 公正判決要請署名は、紙署名1012筆、オンライン署名383筆を提出することができました。

 要請書は、上告人(松田)教職員なかまユニオンひのきみ大阪ネットひのきみ全国ネット岡山輝明さん(東京「君が代」裁判第3次訴訟原告団長)から、説明を交えて5通を提出しました。(要請書5通を添付します:割愛します。必要な方はご連絡ください。渡部)

 「君が代」強制による子どもたちへの人権侵害が最高裁判例の想定時とは比べ物にならないほど深刻になっており、見直しが求められていること、「君が代」強制にかかわる国際人権自由権規約員会の勧告後の初めての最高裁の判断であること、壇上の「日の丸」に正対して「礼」をし、「国歌」を歌う「国旗掲揚・国歌斉唱」の所作を「慣例上の儀礼的な所作」とするのはまったく不当であること等、最高裁判決の見直しを求めて訴えたいことを、しっかり訴えることができたと思います。

 今後、今回の要請行動の報告をしながら、この最高裁公正判決要請署名をさらに多くの団体・個人にお願いする行動を続けていきたいと思っています。そして、卒業式の時期も含めて、宣伝活動を強め、『「君が代」強制は子どもの権利条約違反、国際自由権規約違反』が世論になることをめざしたいと思います。今後とも、ご支援、ご協力をよろしくお願いします。

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 中に入れた方も、短い時間であったが原告を含め8人が次々に発言した。その内、

 〇大阪から来た井前さんは、「朝日新聞」(2023年6月16日)に載った<君が代 私は歌わない 12才の選択>を紹介し、そう述べた生徒に対し、担任は「判断できない」とし、管理職は「他の子どもたちの迷惑になる」「歌っているふりをしなさい」などと述べている例をあげ、すでに最高裁が10年余り前に出した判決の時と状況は大きく変わっている。教職員だけではなく子どもの人権も侵害されている。当時も反対意見を書いた裁判官はいた、と述べた。

 〇東京の花輪さんは、国連の人権委員会で、日本における「君が代」処分について、『第7回総括所見』(2022年11月30日)で「このような自由を制限するようないかなる行動も慎むべきである」と述べている、これまでの判決を見直す絶好のチャンスではないか、と述べた。

 〇また、東京の岡山さんは、私たち教員は行政の代理人ではない。生徒が自分で考え判断する。私たちはその手伝いをするのだ。今は戦前と同じことをやっているから反対だ。下級審の判断を見直してもらいたい、と述べた。

 最高裁がどういう判断をするか。

 私たちは引き続き声を上げ続ける。

 天皇と戦争のシンボル「日の丸・君が代」の強制反対!!
 処分はすべて取り消せ!!
 岸田政権は国民の生活と命を破壊する戦争準備を即刻やめろ!!

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 ★ 2024年『2・12総決起集会』のご案内

 メインテーマ 
 ・今こそ反戦・平和の運動を教育と社会に
 ・「日の丸・君が代」強制反対
 ・「10・23通達」処分撤回

日時:2024年2月12日(月)13:15開場 13:30開会
場所:文京区民センター・3A
講演:大内裕和さん(武蔵大学教授)
   演題「21世紀ファシズムと戦争にどう立ち向かうのか」
発言:おもに現場から(7人を予定)

当日の資料代:500円
賛同金(個人1000円、団体2000円。
   振込先・ゆうちょ 00100-2-611187)

 主催:都教委包囲・首都圏ネット

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
     http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
       http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
       http://hinokimi.web.fc2.com/

 


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