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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ささやかな抗議 国体に"もう来るな"天皇

2013年11月10日 | 平和憲法
  《テント村通信》から
 ◆ 天皇の日野訪問に抗議・・・からの公安の尾行・嫌がらせ


 9月28日に始まった「スポーツ祭東京」(国民体育大会・全国障害者スポーツ大会)の最中に、天皇夫妻はあちこちの会場で競技を観戦した。
 立川の南隣である日野市には、10月7日にボクシングの観戦に訪れた。日野市は、市報に訪問日時を大きく掲載し、市民による「奉祝」への参加を呼びかけた。参加者には、日の丸小旗も配るという。
 天皇が訪れた「市民の森・ふれあいホール」は、日野市か20億円の市税を投入して運設した典型的な国体施設。建設の是非は市長選でも論点となり、一度は計画凍結も行われた。現在でも今後の利用計画をのぐって賛否ある同施設を訪問するなんて、あからさまな天皇の政治利用である。
 ◆ 天皇に直接抗議の意思表示
 天皇の訪問当日市民は「奉仇」一色ではないことを示そうと出がけた。「奉祝」する人々(ちなみに日の丸を手にした人の数は少なかった)を脇に見ながら歩道を移動。すると向こうから天皇の車列が!
 車が接近し、車窓の天皇と目があった瞬間歩道から「もう来るな」と大書した布を掲げた。
 ささやかな抗議だったが、車内の天皇は気付いたように見えた。だが、それからが大変だった。
 近くにいた私服刑事に両腕を押さえ込まれ、刑事が出てくるわ出てくるわ。あっという間に何十人かに取り囲まれ、「お前は誰だ?」「何をやった?」挙句の果てには、「道路に飛び出そうとしただろう」などと、とんでもない濡れ衣を着せてくる始末。
 通行人がたくさんいたので、大声で「助けてくれ~」「離してくれ~」と叫び続けて30分。ようやく解放された。
 ◆ 突然24時間の尾行始まる
 しかしその後、10月12日から始まる全国障害者スポーツ大会を前に、公安のひどい尾行・嫌がらせが始まった。
 自宅前からぴったりと張り付き、職場のチャイムは押す、自宅のチャイムは押す、子供の写真は撮ると乱暴狼籍の限り。24時問態勢の尾行は5日間続いた。
 「携帯の番号教えてくれたらもうつきまとわないから」などの脅迫発言も。お前はストーカーの元カレか!全く日本の警察にストーカー殺人なんて防げるわけがない。自分達が税金使ってストーカーやってるんだから。
 ◆ 泣き寝入りしないと決めた
 こんなひどい嫌がらせを受けて泣き寝入りするのもシャクなので、弁護士に相談していくつか手を打ってもらうことを考えている。
 これからオリンピックがあり、現天皇のXデー騒ぎもあるだろう。こんな人権侵害は、自分の身にも誰の身にもごめんだ。
 天皇一族は1から10まで税金で生きていく人達だ。たまには批判的な言論にさらされる義務くらいあると思う。
 こんなささやかな表現の自由さえ天皇の前では沈黙するというのなら、何のための憲法であり人権なのだろう。「現人神」の時代じゃないはず。
 怖い思いをしなくても天皇制に反対できるように、日本はいつなるのだろうか。

『「テント村通信」』(2013年11月1日 第429号)
発行 立川自衛隊監視テント村

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