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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

沖縄県人への差別発言の本土マスコミの報道ぶり

2016年10月26日 | 平和憲法
 ◆ がんばれ、新聞! (東京新聞)
鎌田 慧(ルポライター)

 沖縄にいるので、大阪から派遣された機動隊員が、沖縄県人に向かって「土人」とののしった件を、東京の新聞がどのくらいのスペースで扱っているか分からない。
 松井一郎大阪府知事が「命令に従って職務を遂行している」と警官を擁護しているのは驚きだ。人権無視の暴君で、恐ろしい。
 沖縄の報道の自由について「国境なき記者団」「安倍首相再就任以来、報道の自由への配慮が大幅に後退している」と警告している。
 沖縄二紙の記者を機動隊員が拘束したり、「つぶしてしまえ」とNHK前経営委員の作家が暴言を吐いたり、沖縄の新聞が嫌がられているのは、よく闘っているからだ
 台湾中央通信社の楊明珠東京支局長は
 「日本のメディアは怯えすぎている。報道することで政権たいじと堂々と対峙すればいい」
 「新聞社、テレビ局の幹部が定期的に首相と会食していることに驚く。権力の監視役であるべきメディアにとって、恥ずかしい行為」(新聞労連十月一日)と批判している。
 沖縄の新聞は沖縄の人たちから、自分たちの代弁者として支持されている。安倍首相や松井知事と会食したりはしない。
 どんな政権でも批判すべきは批判する。これが民主主義社会の常識だ。
 日本の新聞が世界から批判されるほどに温和しいのは、日本は民主主義が満ち足りているからなのか。
『東京新聞』(2016年10月25日【本音のコラム】)

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