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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

民主党政権が行った高校授業料無償化をバラマキと反対して潰したのは誰だったか

2017年05月12日 | こども危機
 ◆ 安倍流改憲にノー (東京新聞【本音のコラム】)
山口二郎(法政大教授)
 憲法記念日に、安倍首相が二〇二〇年に新しい憲法を施行したいと発言した。東京オリンピツクにかこつけて共謀罪の制定に改憲の実施とは、論理も理念もない。
 安倍流改憲の誤りについて言うべきことは多いが、安倍首相が改憲のテーマに挙げた教育無償化について触れたい。
 憲法論議は自由なので、論敵に議論の資格がないという批判をしてはならないことは重々承知している。それにしても、安倍首相に対してはどの面を下げて教育無償化のための改憲を主張するのかとただしたい。
 民主党政権が行った高校授業料無償化でさえ、自民党はバラマキと言って反対したではないか。この五年間で宗旨変えをしたのなら、かつて無償化に反対した不明を恥じ、わびなければならない。
 教育の質を上げ、機会均等を実現するためには、憲法改正に時間と金を無駄遣いするのではなく、教員の長時間労働を是正し、無償の奨学金を拡充することが急務である。
 安倍流改憲は、目の前で火事が広がっているのに、防火の理念をうたう宣言を作ろうと提案するようなものである。
 教育無償化をだしに改憲を唱えたことだけで、安倍流改憲のいかがわしさがわかる。
 民進党の細野豪志氏も安倍提案に呼応して議論したいと言っているが、野党政治家が空虚な憲法論議に加担して何になるのだ
『東京新聞』(2017年5月7日【本音のコラム】)

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