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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

麻原彰晃らの絞首刑七人一挙執行

2018年07月18日 | 平和憲法
 ◆ 前夜の祝杯 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 サッカーW杯決勝戦の高揚もあって、もう忘れられているかもしれない。が、わたしはまだ七人一挙死刑断行にこだわっている。
 七人にとどまって十三人全員でなかったのは、それではジェノサイド、国際世論に反する、との意見もあったからとか。七人でも大量処刑に変わりはない。
 死刑執行命令書に署名した上川陽子法相が、処刑前夜の五日、東京赤坂議員宿舎のパーティーで安倍首相のそばで、にこやかに笑いながら親指を立てていた明朝七人が絞首台からぶら下がると知らない訳はない。
 死刑執行命令書へのサインを拒んで、任期を全うする法相は過去何人かいた。拒否しなかったにせよ、サインした法相は自分の指をみつめ、死者の冥福を祈っている、と想像したりしていたがそれは感傷にすぎない。
 百七年前の一月、大逆事件で二十四名の死刑判決(十二人は減刑)を出したあと、
「法官等は横田大審院長の室に集まり三鞭(シャンパン)の盃を挙げ書記給仕に至る迄茶菓の饗応(きょうおう)を受けたり
 とは、「東京朝日新聞」松崎天民記者のスクープである。
 今は首相の取り巻き議員が、自慢げにツイッターに投稿する。

 なにがあっても世の中変わらない、もやもやして苛立(いらだ)たしい。未来もよく見えない。その閉塞(へいそく)感と悪いやつはきっぱり抹殺する快哉(かいさい)が、つながっているなら、怖い世の中だ。(ルポライター)
『東京新聞』(2018年7月17日【本音のコラム】)

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