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東京での出来事、ピアノ編その1

2010-04-29 18:09:29 | 店長日記
ピアノサロンAko

さあ、ゴールデンウィークに入りましたが、みなさんはどんな予定を立てられているのでしょうか?
こういう時こそ、じっくり、そして、たっぷりとピアノを弾くチャンスなんですけどね。

東京での出来事、最初は今回の最大の目的でしかも最も感激したことです。
製造から100年以上、しかもメンテナンスされていて普通に弾ける状態というピアノに触れてきました。 もう感激です。 

今年は、ショパン生誕200年ということで、いろんなところでショパンの話や曲を聴くことが多くなりそうですが、ショパンの時代よりは少しあとに造られたピアノ、ショパンが愛したといわれている”プレイエルのピアノ”を弾かせていただく機会にめぐりあいました。

ピアノについて少しお話しを聞くと、弦はなんと70年前に交換したままだそうです。 見ると、ほんと細い弦でちょっと心配でしたが、譜面代やその他の装飾など、タイムスリップしたような部分が数多くありました。 ピアノの構造的には、ほぼ現代のピアノと同じような構造でしたが、ピアノに対する想いが現代とは全く違うように感じられました。
私はあまり詳しくないのですが、そのプレイエルというメーカーの全盛期に作られたもので、今のプレイエルのピアノとは全く別物だそうです。
そして、恐る恐る弾いてみることにしました。
やはりショパンが愛したピアノということで、ショパンのプレリュード第15番「雨だれ」とノクターン第2番の二曲を弾かせていただきました。
 (ドキドキしながらそっと指を下ろして演奏を始めました…)

なんと柔らかい音色とでもいうのでしょうか・体験したことのない柔らかい音色、低音から高音まで変なクセも無く、実に優しく優雅な気分にさせてくれる音色、鍵盤のタッチも重くもなく軽くもなく、実にスムーズで100年の歳月を感じられない、そんな印象でした。
その国の文化や歴史などを感じながら弾くピアノ、もう感激しました。
素人の私ですが、丁寧に対応していただき、他にもいろんなお話しをきくこともできました。

ほんと、”ピアノ勉強していてよかった”と感激した瞬間でした。

その他にも、いくつかのピアノに触れたり、またお世話になったりしましたので、少しずつお話ししたいと思います。


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