毎年、夏になると読みたくなる本がある。
ジョン・ミューワ(1838-1914)は自然保護の父と呼ばれ、ナショナルパーク
生みの親と言われ、自然保護に甚大な影響を及ぼした、植物学者であり、
ナチュラリストである。
そんな彼がシエラネバダ山脈をカリフォルニア・ヨセミテ国立公園から
ホイットニー山までの340kmを整備した。
今このトレイルが多くの人々に愛され歩かれている。
現役のころ、ヨセミテ公園までは行ったが、そこから奥のこのトレイルは
余り関心がなったので行かなかったが、今行って歩いてみたいと思う。
そしてこの本を日本に紹介し、彼自身も踏破してエッセイーや紀行文を
残した、加藤則芳さんである。
彼は50代の若さで召された。彼の残した自然環境施設や日本の長距離
トレイルの草分け的な存在であった。
彼が中心的に活躍されて開かれた信越トレイル(80km)長野から新潟を結ぶ
長距離トレイル、一昨年この道を半分ほど歩いたが、本当に素晴らしい
道である。(まだ残り半分未踏破であるが)
信越トレイルのブナ林’信越トレイル公式サイトから)
この本は何回読んでも感動的です。
今日はすらすら読めた一日だった。