PICO's BLOG~きままな日記帖~

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永徳と等伯 そのライバルは・・・

2015年10月01日 10時50分43秒 | 読書

先日も少し書いたが、阿部龍太郎さんの直木賞受賞作

「等伯」そして山本兼一さんの「花鳥の夢」

この二冊しっかり読み応えあります。

戦国時代の中、絵描きとして日本一になりたいという大きな

野望を持って自己研鑽し、時にライバルと戦う。

 

花鳥の夢は狩野永徳をモデルに書き、等伯当然長谷川等伯

をモデルに物語りは進んでいく。

永徳は狩野派の基礎をつくり、守っていく苦悩を表し、

時に等伯の仕事に横槍を入れる。そして長谷川等伯の

子供。久蔵のような優秀な跡取りが居ないことの苦悩。

一方長谷川等伯(信春から等白へ変名する)

彼は石川県能登、七尾の片漁村の仏絵師へ養子に

出され、武士を捨てる幼少を得て京都に出る。

その彼の後半年の傑作「松林図」や「猿猴図屏屏風」は

最高傑作で、後者は最近石川県七尾美術館で公開中だ。

どちらの本も読み応え十分で秋の夜長を楽しむ本です。

 

 

 

 


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