曇り空の朝、今朝は自宅前の小学校では卒業式が
行われている。
前から出かけてみたかった豊田市、足助のはずれ、扶桑山
大鷲院は曹洞宗の古刹です。豊田市から飯田街道を北に
向かって20数キロ行くとある。
二層の山門は立派で、一昨年訪れた栃木県大田原市の雲巌寺の
山門にそっくりだった。禅宗のお寺の山門は総じて二層の山門がある。
扶桑山 大鷲院の山門
椿の花 一輪
霧がかかって幻想的
山門をくぐって本堂までの道には人生訓の碑が立っている。そして
大きな高い石垣は昔、この地方を襲った豪富で村人の救済のため、
和尚が石垣づくりをおこない、その日当を、米ではらって多くの
民を救った遺産とのこと。
静かな境内には人影もなく、山の下の方から小学生の元気な
声が聞こえてきるだけだ。
本堂よこの山道を登って行くと魔崖仏 弘法大師88体、
坂東・秩父33観音像60余体が裏山の全山を覆う岩肌に彫られています。
こんな魔崖仏がたくさん彫られている
役の行者(小角)の像か?
この山は大和(奈良)大峰山を写したとのことで修験道場として
山伏などが厳しい修行をする行場であった。
一時間余りの山道は霧にかかって幻想的でもあった。
山城を思わせる立派な石垣
山門の扁額は山岡鉄舟の筆 正法
来月は高野山と奈良、三重の寺院を巡る。