好いもの

2007-04-29 | 音楽のこと


毎年ライブDMを描かせて頂いてたバンドが解散してしまった。
多種多様な職業のオジサマたちが集まって、
好きな音楽を本当に楽しそうに演奏している。
とっても面白いバンドで、
色々な民族楽器を使って、音楽の趣味もバラバラのオジサマたちが
不思議なロックをやっていました。
別の仕事をこなしながら、このクオリティの高さはなんなんだと
僕も一ファンとして楽しませて頂きました。

誰一人インターネットもやらない。
CDでも作って売ろうとも誰一人思わない。
あくまでも「趣味」のバンドだ、と。
オジサマたちは、好きな時に集まって音楽をやってお酒を飲む。
そして年に一度、小さなライブハウスで照れながら発表会を開く。
その仲間に入れて本当に幸せ☆

解散といっても、仲間の二人が海外に行く事になり、
このメンバーで集まれないならこのバンドは終了!って事で
残ったメンバーで新しく何をやるか、楽しそうに飲んでいた。
次も楽しみですよ☆

「プロ」だろうが「アマチュア」だろうが、関係ない。
「素敵」なモノや人と出会っていきたいな。

セキセイインコは今…

2007-04-17 | 音楽のこと
わかーるわかるよ君のきもち~♪
さわやか笑顔でコマーシャルをする
タレントさんの瞳の奥に、勝手にDVの狂気を見出したり

笑点の司会交代は、もう少し若手にしとかないと
またすぐに交代しなきゃならないよ…などと心配してみたり

奈良浄瑠璃寺の吉祥天さん公開の事が、頭から離れなかったり

モードを名乗るファッション系学校のコマーシャルが
毎回トホホな事が不思議でならなかったり

配達先のセキセイインコが
雨の中外に出しっ放しだった事が、気になって仕方なかったり

上の階の鉄板に落ちる水滴の音が
気になって眠れなかったり





そんな感じなんです。ここんとこ。
たいした事はひとつも考えてないって事☆




悩んだ挙句購入してきた坂本龍一とクリスチャン・フェネスのCD
思いのほか素敵で嬉しいのです。



fenneszのCDは2枚買いましたが、
これが何だかヤミツキになる。
皆に「間違い無いから聴いて!」って薦められる音ではないけど。

ノイズオタクの不思議と人間っぽいメロディアスな「音」の塊。
このノイズに、坂本龍一の「ほぼ即興」ピアノが乗っていて、
いつものfenneszよりもずっと聴き易く美しい。
この二人の産み出す音が大好きな僕には、ありがたいCDだわ♪
(3枚共、上の画像リンク先で試聴できます)

弱り目に

2007-01-14 | 音楽のこと
ノロによってすっかり弱った体に追い討ちをかける様に
入ってきました、風邪ウィルス~

弱り目に祟り目

ちょっと珍しい位、ド風邪です。
全身の関節が酷く痛み、トイレ行くのも
もうすっかりお爺ちゃんのようです。

全くせっかくの休みに。。。




そんな中、やっと聴く事が出来たキリンジの「DODECAGON」。
いやぁ、素晴らしい。想像以上の素晴らしさ。

極上のメロディと、意味があるのか無いのか分からない詩。
堀込兄弟のロマンから変態まで全て詰まっている。
新作は新たなサウンドへ進んでいて、絶妙なアレンジと、
オタク的音遊びも面白く、ストリングス・アレンジも素晴らしい。

1曲目「Golden harvest」の出だし30秒で、
この新作が素晴らしいものである事に確信が持てますもの。

相変わらず、曲名見ただけでワクワクするキリンジさん。
変化をしつつ、これだけファンを裏切らないのは凄いです。

こんな季節はね

2007-01-08 | 音楽のこと
何だか風もビュービュー吹くし、
すっかり物悲しい季節になりました。
僕はこの季節が大好きです。

何でもそうなのですが、
多少ネガティブな一面を含んだものに心を惹かれる事が多く(大体は多少は含んでますけどね)、
文句無しに美しいもの、文句無しの環境には興味がいかないのです。

美しく見えるものでも、内に秘められた何か別の物を匂わせてくれると
もう目が離せなくなりますがね。

「寒い寒い」「寂しい寂しい」言ってても仕方ないからね、
酔っちゃえば良いのですよ☆
そして、そこからも何か生み出しちゃえば良いのですよ☆

そんな訳の分からない事を考えながら、
最近聴いている音楽がこちらの三枚。



Bill Evansの「Moon Beams」と「You Must Believe in Spring
それとコトリンゴの「こんにちは」。

Bill Evansは、文句無しに一生この季節に聴き続けるであろう二枚で
もう何年も僕の秋冬を演出してくれています。
Evansの作品の中でも、群を抜いてメロウなアルバムであります。
不幸の続いたEvansのあまりにも正直なピアノが沁みる名作。

で、コトリンゴですが、月桂冠「月」のコマーシャルで流れているから
みなさん聴いた事あると思います。
「こんにーちは、さよーならー♪」ってやつです。

坂本龍一プロデュースのこのEP。
まだデビューほやほやで、このCDにも「こんんちは またあした」と
雨の日」という二曲しか入っておりませんが、
まあ素敵です。坂本さんが好む声であります。
坂本美繭、中谷美紀、今井美紀、コトリンゴと共通する女性特有の透き通った声。

コトリンゴの透き通った素朴な歌声が何とも心地良いのです。
それとこの人、ピアノが素晴らしい。
ピアノだけでも聴いてみたくなる力をお持ちです。
どんなアルバムを聴かせてくれるか、とても楽しみです。


激爽やか

2006-12-17 | 音楽のこと


何だかはっきりしない天気の日曜日でした。
そんなはっきりしない気分を吹っ飛ばそうと、
CD棚から出してきたのはビッグ・バンドYESの「Talk」。

1969年にスタートし、バタバタを繰り返し、解散したり復活したり。
そんなYESの顔ジョン・アンダーソンとスティーブ・ハウ。
他のメンバーの出てったり戻ってきたりも繰り返し、
1994年にトレヴァー・ラビン最後の参加となったこのアルバム。

ラビンはこの後、映画音楽の世界へ本格的に進出。
「大げさ」が売りの「アルマゲドン」とかのスコアを書いています。

このTalk、まあ大げさでさわやかで透明度が半端じゃありません。
アンダーソンが歌えば、どんなものでも透明になってしまうのですが、
この94年という微妙な時期の「音」にバッチリはまるのです。
壮大なアレンジと、さわやかキーボード&ヴォーカル、
ちょっとパワフルなドラムとのバランスがとても面白いアルバムでした。

買った当時は、そのあまりにもな「さわやかさ」に、
まだギザギザに尖ったお子さまだった私は、不快とすら思ったものです。
やっぱりCDは売らない方が良いですね。

因みに私、ジョン・アンダーソン、フィル・コリンズ、ゲイリー・ムーアという
とんでもないメンバーで制作された謎のアルバムを持っているのですが、
これも完全にアンダーソンのカラーに染まっています。

一時、元メンバーのクリス・スクワイアとアラン・ホワイトが
ジミー・ペイジと「XYZ(ex Yes Zeppelin)」なるプロジェクトを立ち上げ
たらしいのですが、結局これも暗礁に乗り上げてしまう。
どんなものになるのか聴いてみたかったなぁ。



水木先生アンダーワールド

2006-12-03 | 音楽のこと


『水木しげる/妖怪物語』

水木しげる先生が描いた日本の妖怪原画836点を
市原悦子等のナレーションで巧妙に演出!

って、観たいじゃないか!
欲しいじゃないか!
水木先生の原画、スゲぇからなぁ。
でも、安いお店でも2万円位する。。。無理だな。




Breaking and Entering [Soundtrack]

アンソニー・ミンゲラ監督の新作映画のサウンドトラックを
ガブリエル・ヤレドアンダーワールドが手がける。
凄い組み合わせで、一体どんな音になるのか見当もつかない。
ハットリくんの映画にパーマンが出てくるワクワク感。

楽しみに待っていたCDです。
映画はまだ公開もされてないんですがね。

結果、素晴らしいです。
「アンダーワールド」を期待し過ぎても、
「ヤレド」を期待し過ぎても、肩透かしを食らう音。
最初は物足りなさも感じましたが、聴いているうちに静かにはまってしまう。

映画音楽の重鎮ヤレドの音楽に、アンダーワールドがでしゃばらず
ちょっとしたスパイスで風味を加えています。
この「ちょっとした」ものがトンデモなく効いている。

近年のライ・クーダーが手がけたサウンドトラックなんかを
好んで聴ける人には絶対おすすめの1枚です。

街と音楽

2006-11-16 | 音楽のこと


若かりし頃のスタローンじゃありません。
僕の中で、アーバンシティ・ミュージック
不動の1位を維持し続けるビリー・ジョエルさんです。

おフランスに過剰な素敵イメージを抱きすぎて、
現実とのギャップに『パリ症候群』なる心の病を
発症する可哀相な日本人よろしく、
イメージだけのマンハッタンの香り。
だいたい「アーバンシティ」って言葉もイモくさい。

まあ、誰に何を言われようと、僕の中ではニューヨークの冬景色には、
Stranger」や「Honesty」が流れていないといけないのです。

これがもうちょっと西側の暖かいアーバンになってきますと、
イメージ先行型の僕の頭には、マイケル・フランクスさん
登場してくるわけです。

勿論、ラスベガスの映像を見たりすれば、
金とマフィアの香り、フランク・シナトラ先生が現れます。
先生に関しては、ニューヨーク・ランキングにも入ってきます。
さすがです。

この様に、僕の頭の中では土地と音楽が勝手にリンクされています。
これを一覧にしてみたいと思いましたが、面倒なので今日は寝ます。


良いCD

2006-05-21 | 音楽のこと
最近聴いてるCDのご紹介。
最近は、買うCDに当たりが多く嬉しい。
中古CDで600円で買った「TIBET」って
ハズレる危険性の非常に高そうなCDまで良かったし。

で、本日のオススメ一枚目はコレ。

North Marine Drive」~Ben Watt

Everything But The Girlって
一時お洒落さん達にバカ売れした男女デュオ。
僕もお洒落さんの仲間入りがしたくて、
名盤「Eden」だけは買いました。
イングヴェイ・マルムスティーンは聴かなくなったけど、
Eden」は聴き続けています。

そんなEBTGの男子の方のソロアルバムがこちら。(1983年)
フォークやボサノヴァっぽい、しっとり名曲揃い。
今売ってるCDは、Robert Wyatt参加の5曲が追加されていておトク☆
こういういつまでも聴き続けられる音楽って、凄いな。
休日のお昼に聴きたいCDをお探しの方は、買って損なし!


Felt Mountain」~Goldfrapp

英国産、男女デュオ2000年のCD。
これ、不思議な音楽でクセになります。
ヨーロッパ映画音楽+サーカスの音楽+最近の音。
Alison Goldfrappの声が、素晴らしくこの世界に合っている。
何ともアンニュイな気分にさせてくれる一枚。
Massive AttackとかPortishead辺りの音に近いです。




こんな音楽はいかがでしょう

2006-05-02 | 音楽のこと


最近聴いてる音楽さんたち

どれも優しい音。

晴れた日も、雨の日も、朝昼夜どこでもいけます。

こんなに毎日聴いてるのに、
どれも、買った時は 「なんだこれ。失敗だな」ってな扱いを受け、
一時期CD棚に眠ったCDたち。

だから僕はCDを売らない。
こういう事って多々あるからね♪




んで、今気になってるバンド、My Morning Jacket。
不思議な音。Gomezみたいな感じかな。
Gomezも最近のはあまり面白くないし、
買っちゃおうか、どうしようか。。。


部屋がメキシコ日曜日

2006-04-16 | 音楽のこと
六本木のクラブなんぞに行ってきた。
ああいう場所は何ともシンドい…。
流れる音楽は心地良かったけど、人が多くてね。
どうも周りの人達のノリやテンションに馴染めず、
場違い感丸出し。

煙草の吸い過ぎ&アルコールで、ちょっと目も回り気味。
疲れた。

そんな騒がしい夜の反動か、
今日は一日中家で本を読んだり絵を描いたり。
僕の用事の無い休日は、いつもこれなんだけどね。

CD棚の隅から「MEXICAN LOVE SONGS」なる
「ちょっとお寒いんじゃないの?」ってCDを見つけて聴いてみる。
これが中々よろしくて、部屋がメキシコ料理店の雰囲気♪
窓から日差しが無いのがちと残念。

初対面のアメリカ人に「お前はメキシカンか?」と聞かれた事のある
シツコイ顔の僕にはピッタリだ。

同時に見つけた「さすらいのギター 北欧ギター・サウンド」
これはいけません。
昭和歌謡+スーパーで流れてるBGM的ギター音で、
これを買ってきて聴いた時の自分のショックを思うとツライ。
「北欧」の勝手なイメージで買ったんだろうなぁ。
「こういうのかよ!!」ってひっくり返った。

うちのCD棚には、まだまだ面白い物が潜んでいそう。