見上げてごらん

2006-02-12 | Weblog
両側を氷壁に覆われた一本道
果てしなく続いている
僕は絶望的な気持ちで歩いていた

「白」の世界に目の機能が失われていく
見るという意識も無くなりかけ、
ふと見上げた氷壁の間には青い空があった

何故気付かなかったのだろう
一気に目の機能は回復し、逆に研ぎ澄まされる
氷壁に色がつき始め、何もかもが見えていると感じた

僕は鮮やかで美しい氷の世界を歩き続けた


そんな夢を見た