『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

甲野陽紀先生の音楽家講座 9月6日(金)

2024-09-08 00:28:01 | 甲野陽紀先生の個別講座
甲野善紀先生の御子息、陽紀先生の個別指導を久々に受けました。

今回は、音だしもでき、グランドピアノもあるという環境で、じっくり45分。

あっという間の45分でした。

陽紀先生のご指導は、先生ならではのオリジナルなもので、本当に凄い!

その殆どは言葉によるもので、指摘された部分を意識することだけで、ガラっと変わる。

なので、ここで具体的に書くことは出来ませんが、ご指摘のたびに、演奏が変化していき、本当に驚きました。

また、とある身体のチェックをして、私は腹よりも肩で支えた方が良いタイプ、とのこと。

当たり前と思っていた前提条件がガラガラと崩れるのはショックではあるけれど、それ以上にワクワクして面白い。

「強いて言えば、何もやっていない人よりも、ギターをやっている人の方がピアノを弾いた時は上手い、というのがあるでしょうが、でも、一番上手いのはギターですよね」

との比喩。

つまり、私がずっと使ってきた腹はギタリストにとってのピアノみたいなもので、それよりもギター、つまり肩を意識したほうがずっと本来の身体の使い方になる、ということで、実際、本当に大きく変化したのでした。

あと、掌の中のとある部分を意識しただけで、手の重さが軽くなり、かつてない程指がトロトロっとして長く感じられ、今までとはまったく違う感覚で動かすことが出来るようになったのも、ミラクルとしか言いようがない出来事でした。

当然指、手、腕の力みも抜けるので、響きも増し、息も長くなる。

そして最後に。

「肩のタイプの人はハイヒールの方が良いですね」

え!?

もう21年間、足裏は平で、下駄でやってきたのに・・?

とすぐに主催の大塚さんが出してくださった踵の在る室内履きで試したところ、確かにより音がまとまり、中々良い。

とはいっても、もう一つ出してくださった草履もこれはこれで良い音色で、大塚さんからは「白川先生はやっぱり下駄?和ものであれば、こちらの音も良いですよね」

でも、踵を上げた時の骨盤の位置の変化による身体の中の変化はとても感じられたので、下駄でかつ踵を上げたらどうか?とすぐに思いつく。

ちなみに、この腹か肩かは、ずっと同じではなく変化することもあるそう。

それにしても、久々に受講して改めて、陽紀先生の独自性と素晴らしさを再認識。

主催してくださった大塚淳子さん、陽紀先生、本当にありがとうございました。

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帰宅してすぐに、しまい込んでいたお洒落用のハイヒールを3つ出してきて、床に新聞紙を敷いて、その上で音出ししたけれど、なるほど、身体の使い勝手もよく、響きはシュっとまとまる感じ。ただパーティーなどのホテルの会場でだけ短時間履くためのものなので、これでずっと吹いていると、足指が窮屈になってきて、嫌な感じに。

見た目重視で、みなフェラガモとかバリーとかのヨーロッパのブランドもので、自分の足よりも細目の形のせいもある。

ということで、すぐに思いついた下駄の踵部分をかさ上げしてみることに。

色々と試して、ちょっと素晴らしいものを発掘。

骨董市で昔買った銀鍍金の小さめのコースター。
見た目は素敵なのだけれど、グラスの水滴がくっついて、グラスの底にコースターがひっついていまうので、もう一枚、何か敷かなくてはならず、ずっと使っていなかった。

かつてはそれなりのお屋敷で、繊細なレースなど敷いて使われていたものかもしれません。

とても硬く重さもある。おそらく真鍮か?ステンレス?

私が乗ってもびくともしませんでした。

6枚あるので、その内の4枚は二つ合わせてマスキングテープで周囲を止めてマカロンみたいに。それを下駄と踵の間に挟む。
これが高さ2.5㎝。

残りの2枚はそれぞれ1つずつ伏せて挟むとその半分で約1.3㎝。
音は前者、歩きやすいのは後者。
ということで、しばらくフルートのみならず台所仕事は、このハイヒール下駄?で過す予定です。

加えて本日、レッスンに行ったついでに、久々に寄り道してデパートに。
丁度セールをやっていて、ウェッジヒールのイタリア製サンダルをゲット。
イタリア製は普段は35,もしくはブーツなどは36なのだけれど、セールなので、37しかなく、あきらめかけた。

でも、お店の方が「華奢な造りなので、大丈夫かもしれません。足首近くのところでしっかりとホールドしてくれるタイプですし、素足でしたら滑りませんよ。お試しだけでも如何ですか?」
とのことで試したところ、ホールド感も素晴らしく、歩きやすくてびっくり。
何よりサイズが大きい分、懸案の靴の幅は窮屈でなくピッタリなのが嬉しい。
これなら足指も自由に動かすことが出来る。

おそらくバランスが良い靴なのだろうな、と思います。
シャンパンゴールトでラインストーンキラキラなのもよい。
知らなかったけれど、イタリアンシューメーカーズ、というブランドでした。
もしかしたら21年ぶりの靴でのコンサートになるかも・・?

コンサートで使わないとしても、疲れないパーティーシューズとして活躍してくれそうです。


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(追記)
本日、朝から色々と試しました。
ウェッジサンダルもなかなか良かったのですが、靴底の素材がプラスチック的なものなので、やはりやや音の深みに欠ける。

とはいえ、中々良い音なので、数曲の演奏でロングドレスを着ない場合などには、良いかもです。

ハイヒール下駄は、下駄の素材は桐の木だし、コースターは真鍮、銀鍍金なので、とても良い響き。

2つ合わせたマカロン状のものの方がやはりよく響くので、こちらを採用。

このハイヒール下駄であれば、長時間でも大丈夫。
今日は一日、これで過しましたが、大分、慣れてきました。

今まで使っていない筋肉を急に使い始めたので、明日の疲れが案じられますが、今のところ、大丈夫。むしろ活性化したというか、元気!







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