Plaza de Montes~報告書~

愛犬そぼろ&おかかの成長日記と、お取り寄せ&テイクアウト中心のグルメレポートがメインのブログです。

スケートカナダの感想。

2011-10-31 08:57:13 | フィギュアスケート

まだ映像は男女SP(と昨日の報ステの速報)しか見てませんが、
ISU公式サイトのプロトコル(女子FS男子FS)を参考にして感想を。

<女子シングル>

 やっぱり優勝はロシアの14歳エリザベータ・トゥクタミシェワが来ましたか。
本人が自信を持っているジャンプもさることながら、
全方位系というか、ぶっちゃけなんでもできちゃう選手ですね。
シニアデビューながらPCSもなかなか高評価をもらっているようだし。
先日のジャパンオープンでもFSで1位だったし、
今回のSPでのあの年齢にそぐわないほどの余裕の表情から
きっと完璧に決めてぶっちぎりで優勝するんだろうな~と思ったら、
演技後半の最大の武器である3S+3Tの連続3回転が
失敗したか回避したかで3S+2T+2Loの3連続ジャンプ(基礎点では1.10低い)になって、
SPに続きスピンでレベルの取りこぼしがあって、最後のスピンがレベル1判定。
SPでの点差を生かして総合優勝は決めたものの、
FSは鈴木に次ぐ2位ということで、ちょっぴり意外でした。
まあファイナル進出は硬いでしょうね。

鈴木明子はSP4位から巻き返してFSで1位になって総合2位
ジャンプでの失敗が目立ったようですが、
その他の要素はさすがベテラン。
スピンもステップも全てレベル4でそろえてPCSも全体で1位。
それだけにSPでの連続3回転の失敗が悔やまれますね。
個人的見解では、SPもFSも衣装がちょっと地味な気が。。。(特にSP)
デザインなり色合いなり、改善の余地あり、な気がします。

そしてポッチャリの星、レイチェル・フラットは、
やっぱりいつも通りSPとFSを両方まとめ上げることができず、
SPで2位と僅差の3位につけたのに、
FSではほぼ全てのジャンプに失敗し(しかも2回転倒)、
スピンとステップでもいいとこなしで、なんとFS最下位に転落
・・・次頑張れ。(因みにFSのプログラムは何だったんだろう?)
⇒ビデオ録画を見たところ、なんと火の鳥
・・・少なくともあの髪型はナイと思うけど

ロシアのレオノワはどんどん若手に追い抜かれて行く感じですが
(本人だってまだ若手なのに)
あの顔芸・・・じゃなくて表情は天下一品です
SPで失敗して、フィニッシュではとびきりの笑顔だったのに
終わった途端ものすごく不満そうな顔をして、そのギャップがおかしかったです(笑)
気分がスケートに直結するようで、大当たりしたときの爆発力は半端ないので
是非また大爆発してほしいです

<男子シングル>

我が第二の故郷から伏兵現る
ハビエル・フェルナンデスはモロゾフから鞍替えして
今季はあのブライアン・オーサー門下になりましたが、
それが功を奏したのか、2種類の4回転ジャンプという武器を生かして
SPで1位、FSでも2位の総合2位に輝きました
昨シーズンまではぱっとしなかったのに急にどうしちゃったの
FSでは冒頭の4Tと4Sを両方決めて(4Tは着氷が乱れたようですが)
次の3Aは残念ながら転倒してしまいましたが、
演技後半に連続3回転を2回決めて、攻めのプログラムで
SPでは取りこぼしの合ったスピンも全部レベル3以上を取って、
グランプリシリーズ初の表彰台に乗りました。
スケートアメリカ優勝のブレジナといい、
ソチに向けて若手が順調に頭角を現し始めて見ていて楽しくなってきました

我らが高橋大輔は、SPは手堅くまとめてハビエルに次ぐ2位につけましたが、
FSでは4回転に挑戦すると断言していて、
公式練習で失敗しまくっている姿を見てこれはダメだろうなと思ったら、
一か八かの賭けに出たのか、それとも自信があったのか、
ジャパンオープンで選択した4Tではなく、4Fに挑戦し、
見事にダウングレード判定で砕け散りました
でも4Fを選んでくるのは潔いというか、男らしいというか、
そういう勝負の仕方は好きですね
やっぱり世界で殆ど跳べる人がいない技には是非果敢に挑戦してほしいです。
全体としては、SPで取りこぼしのあったスピンを全てレベル4でまとめてたし、
まあボルトの除去手術もあって練習も十分にできていない感じなので、
このままプログラムをじっくり熟成させて
SP&FS共にしっとりとした大人の魅力全開のプログラムで
全世界の女性ファンを魅了してメロメロにしてもらいたいと思います(笑)
でも衣装はどっちも同じような感じなので、
もう少し色合いを変えるとか変化をつけてもいいかも。。。

Pチャンは珍しくSPでジャンプを2つも失敗。
・・・したのにこの点数なのという感じでしたが
(まあ冒頭の4回転は回転が足りていたので
思ったより減点が少なかったというのもありますが)
地元カナダ開催では余計な緊張しちゃうんでしょうか、FSでも2回転倒しています。
1回は冒頭の4Tだと思いますが(でも転倒してGOE-1をつけたジャッジが2人もいる。。。)
もう1回は、プロトコルを見る限り、ジャンプじゃないところでこけたのかな?
まあそれでも大方の予想通りFS1位でSP3位から見事に逆転優勝。
今季もまだ「ジャッジに愛されている」(本人談)強みが生きているようです。
実力は間違いなく世界トップレベルだと思いますが、
失敗したらもっと評価は低くて良いのではと個人的に思ってしまいます。
調子いい時と悪い時の差が、見た目ほど点数に反映されていない気がするので。

クリクリパーマのアダム・リッポンはオーサー門下を卒業して、
佐藤由香の夫ジェイソン・ダンジェンに師事。
それが良かったのか悪かったのかは不明ですが、
FSのプロトコルを見てまず何より驚いたのは
なんと4回転で最高難度の4Lzに挑戦してます
(そして我らが高橋と同じくダウングレードで玉砕
「リッポン・ルッツ」とかいう両手を上げたルッツを跳んでるので
ルッツに絶対的自信を持ってるのでしょうが、4回転に挑んでくるとは。
挑めるという時点で、すごいので、彼には是非今後も4Lzに挑み続けて
いつしか公式戦の舞台で成功させてほしいです

次戦中国杯は時差もないしゴールデンタイムでの放送ということで、
うっかりネットで結果を知る危険もなく
安心して楽しめそうです(笑)

ジュベール&ガチ君頑張れ

因みに今季からグランプリシリーズのルールが変わって、
今までシングルは1人2戦まででしたが、
実績のある人は今季から3戦エントリーできるようになったそうです。
男子では既にスケートアメリカ優勝を飾り
ファイナル進出に王手をかけたブレジナが3戦。
女子ではスケートアメリカ2位のコストナーと、
スケートカナダ4位のレオノワが3戦エントリーしてます。
コストナーもファイナルほぼ確定という感じですが、
レオノワは3戦エントリーの利点を生かしてまだファイナル進出の望みがありますね。
色々駆け引きがありそうで、今後の展開が楽しみです



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