Plaza de Montes~報告書~

愛犬そぼろ&おかかの成長日記と、お取り寄せ&テイクアウト中心のグルメレポートがメインのブログです。

中国杯男女SPの感想。

2011-11-05 10:44:29 | フィギュアスケート

ようやくゴールデンタイムでの放送となったグランプリシリーズ中国杯。

<女子シングル>

1位:コストナー(31.44+30.44=61.88)
今季から認められている3戦エントリー。
実績のある選手だけ、とのことでしたが具体的条件は何だろうと思ったら、
世界選手権6位以上の選手に認められているとのこと。なるほど。
コストナーはいつも他の人がまずやらないような音楽を使って、
コスチュームの色使いやデザインも独自の世界観が出てるので
やっぱり他と比べると別格の表現力という感じがします。
個人的にはあのカクカクしたステップの動きはそんなに好きではないですが。
3Loでお手付きがあった以外はきっちりまとめてきた感じですね。
このまま優勝して3戦目をまたずにファイナル進出を決めてきそうです

2位:長洲未来(31.75+29.21=60.96)
ルッツでエラー判定、ステップがレベル2判定。
でも定評のあるスピンは全てレベル4でそろえてきたので、
技術点ではコストナーをわずかに上回りました。
・・・今季アメリカ勢はちょっと体重増量中の選手が多すぎやしないか?
と思いますが、思春期だし仕方ないのかな?
フリーもきっちりまとめられるかどうか、楽しみです。

3位:ソトニコワ(29.66+25.08-1.00=53.74)
先週のトゥクタミシェワを上回るロシアの逸材。
実質的に連続3回転の最高難度ジャンプで男子でもなかなかやらない組み合わせ、
女子ではスルツカヤと安藤美姫しか跳んだことがないという
3Lz+3Loが武器の超新星ということで期待してましたが、
見事に失敗して転倒してしまいましたね
でもちゃんとリカバリーできてたし、
ジャンプ以外はスピンが全てレベル4、ステップもレベル3で、
ジャンプ以外の技術点合計はコストナーを上回る得点を出しています。
(ステップだけはコストナーの方が上。
さらにスピンが得意な未来ちゃんの方が、ステップレベル2判定でも
スピン+ステップの合計では上位3選手中1番。)
トゥクタミシェワの方が肝が据わって「なんでもない」という雰囲気でしたが、
ソトニコワはプーチン首相にまで期待されているし、背負うものが大きすぎたでしょうか。
しかし15歳にしてこの技術、そしてこの選曲
ボレロはボレロでもちょっとテクノっぽいアレンジで
未来世界を彷彿とさせるコスチュームで登場。
ジュニア上がりの選手とは思えない表現の世界でした。
ちょっと男子っぽい力強さを感じましたが、この子は本気でソチ金メダル候補ですね
今後の成長に期待大です
今日のフリーも吹っ切れてその才能を遺憾なく発揮してくれるはず。

4位:村上佳菜子(25.80+27.29=53.09)
去年の連続3回転の構成が一番簡単な3T+3Tで、
若くて一番ジャンプを跳び易い時期にこれじゃダメじゃないのと思ったら
今季は3F+3Tに挑戦してきたので一安心。
しかし、セカンドの3Tは回転が1/4足りないアンダーローテ判定。
そして今季苦手克服で取り入れてきた3Loは両足着氷で
回転が1/2足りないダウングレード判定。
レイバックスピンがレベル3、ステップがレベル2など取りこぼしもあって、
イマイチぱっとしない結果になりました。
ダンスが得意で、表現力という点では若いのになかなか高いし、
個人的にも元気をもらえるので好きなスケーターです
が。テレ朝があそこまで全面押しするほど、
世界のトップを狙える実力の持ち主とは思えないのですが。。。
このジャンプのバリエーションでは、それこそキムヨナのように
簡単な構成でGOEで得点稼ぎをしつつ、PCSも高い評価をもらう
という戦略で勝負をしないとトップ争いには加われないような気がします。
(でもソトニコワとかトゥクタミシェワを見ると、それでも太刀打ちできない気が。)
去年のグランプリデビューはファイナル進出で銅メダルと鮮烈な印象を残しましたが、
他の有力選手の調子が悪かったという点もなきにしもあらずだし。。。
ということで、あまり大きな期待をかけ過ぎてその才能を押しつぶさないように、
マスコミには真央2世的な持ち上げ方は遠慮していただきたいものです。
演技前後の泣きべそお子ちゃまっぷりも面白かったですが
今日はシニア2季目+元ジュニアチャンプの意地を見せてソトニコワに負けるな

<男子シングル>

1位:ガチンスキー(44.63+37.01=81.64)
ガチ君キター
やっぱり男子はSPで4回転決まると大きいですね。
なぜか1人だけGOE-1判定を付けた人がいますが、
最終的には+0.86で冒頭の4T+3Tだけで15.26も稼いでます。
スピンが1つレベル1になったのが勿体なかった。
フリーでも4回転をきっちり決めて、ロシアの意地を見せつけてほしいです

2位:羽生結弦(44.93+36.44=81.37)
解説の田村さんも言ってたけど、本当に動きがキレキレで、
最後までものすごい気迫でした
ランビエール仕込みの4回転もしっかり決まったし、
ただ、一番最後のスピンだけレベル2になっちゃったので、
やっぱり体力面に課題が残る感じでしょうか。
今日のFSで最後まで滑り切れるか、頑張れ

3位:アボット(40.39+38.93=79.32)
このプログラム、アボットに超あってる
素敵なあな~とシング・シング・シングというジャズの構成。
サスペンダーを引っ張ったり、猫背になったり、コミカルさ全開。
昨季のライフ・イズ・ビューティフルよりはじけてて、
アボットの魅力全開という感じで本当に見てて楽しかったです
ジャンプはやっぱり完璧には決まらなかったけど、
全体的にきっちりまとめてさすがベテラン。
今日のFSのプログラムもとても楽しみです

4位:織田信成(39.68+37.97=77.65)
殿はやっぱりジャンプが決まるととても美しい
あの柔らかいランディングは本当にため息が出るほど。
いいモノもってるのにそれを生かしきれないというのがもどかしい存在です
ここぞという勝負どころでいつも失敗してしまうという。。。
今季は家族のために奮起して、同じ過ちを繰り返しませんように。
ルッツでジャッジエラー判定を受けて、
最後のスピンもレベル1判定で、若干の取りこぼしがあってこの位置。
ケガで4回転できないのは残念ですが、それでもまた美しいジャンプを見せてほしいです

7位:レイノルズ
2種類の4回転を持ってて、決まれば大化け間違いなし
昨季から個人的に応援している選手ですが、
冒頭コンビネーションの4Sがアンダーローテ、
そして最近いつも失敗してる(確かめてないけど確かそんな気が)3Aもアンダーローテ。
・・・なかなか得点が伸びず、放送すらされない順になのでとても残念です

ということで、今日のFSも見逃せません



最新の画像もっと見る

コメントを投稿