Plaza de Montes~報告書~

愛犬そぼろ&おかかの成長日記と、お取り寄せ&テイクアウト中心のグルメレポートがメインのブログです。

中国杯男女FSの感想。

2011-11-06 11:30:06 | フィギュアスケート

※おことわり※

最近フィギュアネタを書くとアクセス数が跳ね上がるので、
初めて訪問していただいた方々に誤解のないように最初に書いておきますと、
私の感想は全くの独断と偏見に基づくもので、
詳しい知識に基づく批評ではなく、プロトコルの数字をもとに演技を分析して、
その後のシーズン展開(要は世界選手権)で
この人は前どんな演技してたっけ?と個人的に振り替えるための備忘録です。
ということで「何を偉そうに」という感じで読み流していただければと思います

そういえば誰も何も言わないので、中国杯に出ると思ったのは気のせいで
次のNHK杯エントリーの間違いだったかな?とか思ってしまいましたが、
そんなことはなく、やっぱりジュベールは中国杯欠場してました
直前に怪我をしたとのことですが・・・
最近いつも大会の直前になって怪我したり病気になったりで欠場しますね。。
もう若くないんだし、しっかり体調管理に努めて
4回転サイボーグとして若手と張り合ってほしいものです。

<女子シングル>

1位:コストナー(56.95+63.31=120.26/FS1位)
ジャンプで細かいミスはあったものの、
スピンは全てレベル4でそろえ、ステップもレベル3を取って
やっぱり実力を見せつけてSP&FS共に1位での総合優勝でした
代名詞の連続3回転が見れないのはちょっと残念ですが。。。
FSは衣装が素敵過ぎます
いち早くファイナル進出を決めたので、
次のエリック・ボンパール杯は欠場でしょうか。

2位:長洲未来(55.64+56.62=112.26/FS2位)
こちらもSPでの順位を守り切って総合2位でした。
相変わらずルッツはエッジエラーがあってさらにアンダーローテ、
最後のレイバックスピンもレベル3に落としてしまい、
ちょっと取りこぼしが多くて逆転優勝はかないませんでしたね。残念。
コストナーとは対照的に、SPもFSも衣装がちょっとイケてないような。。。
ただでさえお肉が付いちゃったので、
もう少しシャープに見えるようなデザインでカバーすればいいのに。

3位:ソトニコワ(51.69+54.52=106.21)
冒頭の大技3Lz+3Loはなんとか成功したものの、
エッジエラー判定もあって、GOEではマイナス評価。
他にもルッツがシングルになってしまったり、
連続ジャンプが2回も失敗して単独になってしまったりと、
技術点が大幅に下がってしまい、なんだか正直期待はずれな結果でした
次は自国開催のロシア杯エントリーなので、本領発揮となるでしょうか。
FSのプログラムは真央ちゃんと同じ愛の夢。
明確に差別化を図ったのか、衣装も意外な感じだったし、
若さあふれるはつらつとした演技で、
真央ちゃんのうっとりするような夢の世界とはまた違った世界観でした。
次のロシア杯では愛の夢直接対決が実現しますね
どちらが勝つか、楽しみです

6位:村上佳菜子(44.10+54.01-1.00=97.11/FS7位)
・・・まあ見事なまでにジャンプがボロボロでした
7つのうちなんと4つもアンダーローテ判定。
スピンでもレベルの取りこぼしが2つもあったり、
正直言って精彩を欠いていましたね。
シニア2年目の洗礼をしっかり受けてしまったという感じでしょうか。
でもソチを見据えての苦手克服とかは頑張っててえらいですね。
気持ちを切り替えて次のエリック・ボンパールでは笑顔を見せてほしいものです。
因みにSPの衣装は小豆色を使ってておばさんくさかったけど、
FSの衣装は色もデザインもとても素敵です

<男子シングル>

1位:アボット(69.67+80.50-1.00=149.17/FS3位)
予想した流れとは違ったけど、結果としては予想通り総合優勝でした。
4回転がなかなか決まらないけど、回避しないで勝負するところは偉い
演技後半の稼ぎどころの3Aがシングルになったり、
スピンも1つレベル3に落としたりと、思ったよりボロボロの内容でしたが
(SP終わってあの点差での3位じゃ余裕で勝つと思ったんだけどなぁ)
さすが一人だけ80点台をたたき出したPCSに救われた形になりました。
確かにあのスケーティングの滑らかさは若手にはない魅力ですね。
ただ、敢えて上から目線で酷評させていただくと、
顔が地味であんなしっとりとした音楽なのに、黒一色の衣装とは何事だ
ゴールドだかシルバーっぽいラインも入っていたけど、
あんなものテレビでアップしなきゃ誰も気づかないだろうに。。。
もう少し何とかならないかな~と思います。

2位:織田信成(74.30+76.16-1.00=149.46/FS2位)
今回の殿は、逆転優勝を見据えても舞い上がったり調子を崩すこともなく、
3Fで転倒があったものの(さらにアンダーローテだったけど)
他の選手に比べたら大きなミスもなく手堅くまとめて
蓋を開けてみたら逆転の準優勝でした
が、正直あの曲はやめた方がいいって。。。
某お父さんの言を借りれば「お前にはまだ早い」です。
子供ができて父親になったからって大人になれると思っちゃいけない(笑)
シェルブールの雨傘、映画を見たことはないけれど、
だからこそ先入観なく彼の表現する世界を受け入れられると思ったのに
表現も何もあったもんじゃない
表情もないし表現もないし、ただ単に滑ってるだけという感じで何も伝わりませんでした。
コミカル路線から卒業したいと思う気持ちはわかるけど、
やっぱり高橋や小塚のような表現をきわめて独自の世界観を打ち出す
という方向性は殿には無理じゃないの。。。
コミカルじゃなくても、昨季のSPの吉田兄弟はとても合ってたし、
FSのグリーグもまあメリハリがあって見ごたえあったし(ミキティの方が良かったけど・笑)
とにかくベテランだからって敢えて大人の世界を演出しようとは思わない方がよろしいかと。
世界王者のPチャンだって身の程をわきまえて(と勝手に解釈してるだけですが)
あれほどの力を持ちながら独自路線を開拓することなく、
今季新しく用意したプログラムがアランフェスなんだから
(既に確立された表現方法に乗っかって、他を圧倒する技術で凌駕するという戦法。)
てことで殿にはニンジャ路線継続を望みます(笑)あれピッタリだったのにな。

3位:宋楠(86.45+67.58=154.03/FS1位)
FS1位、総合でも3位の選手の演技を放送しないなんて、テレ朝ありえない
女子なんて上位争いにかすりもしない地元選手をSPもFSも流してたのに
なんで男子の扱いってこんなに低いんだろう。。。
フィギュアファンって圧倒的に女性が多いんだから、
女子の下位選手より男子の上位選手の方が需要があるはずだと思うんですが。
全く謎の放送方針です。
ということでプロトコルだけで判断すると、SPで織田に約5点差の5位につけた選手で、
冒頭の4T+3Tの連続ジャンプが2Tになってしまって、
ステップもレベル2の結果の5位。でもちゃんと4回転は決まってたんですね。
で、FSでは冒頭の連続ジャンプのセカンドをきっちり3Tで決めて、
基礎点14.40にGOEの加点が加わって16.40も稼いでる
で、その直後にまたGOEで加点の付いた4T単独ジャンプを跳んで、
技術点ぶっちぎりでのFS1位という結果でした。
FSもステップはレベル2なんで、ステップはそんなに得意じゃないのかな。
でもスピンは全部レベル4を取ってて、さすが中国人といった感じ。
これをなんで放送しないかな、テレ朝さん。。。

4位:羽生結弦(72.80+74.36-2.00=145.16/FS4位)
惜しい残念勿体ない
最初から飛ばしすぎちゃいましたね。
冒頭4TはGOE+2.00で完璧なジャンプで惚れ惚れする美しさでしたが。
続く3AもGOE加点がついて、単独なのに10点超えしたのに。
一番の稼ぎどころ、後半の3A+3Tでセカンドジャンプがアンダーローテの転倒。
ここで持ち直していれば、3位でメダル獲得どころか優勝できたのに、
続くジャンプも連続ジャンプにしないといけないところを
ファーストジャンプの3Lzで転倒しちゃって大幅減点。
昨季に続いて今季もスタミナが課題なのかな。
でもガチ君を目の前にライバル意識がメラメラ燃えて余計突っ走っちゃった感じもあり。
SPに続き、今季大躍進の予感を感じさせる結果でした
衣装はちょっと窮屈そうなデザインだったけど(笑)ロミジュリはとても合ってるし、
次のロシア杯では完璧な演技を見せて欲しいです。
あ、次のロシア杯もガチ君と一緒なので、
今度は二人の対抗意識をプラスに昇華させて二人で台乗りしてほしいです

5位:ガチンスキー(69.04+72.86-1.00=140.90/FS6位)
これまた勿体ない あそこまで崩れちゃうとは。
羽生の気迫に圧倒されちゃったのかな。
結局若手が潰しあって、ベテランが優勝をかっさらってしまう結果に。
でもこのプログラムと衣装はガチ君にピッタリ
私にはガチ君に牙が生えているように見えましたよ(笑)
インタビュー・ウィズ・バンパイア。
あの燕尾服っぽい衣装も、爆発的ヘアーに良く合って
まさしくバンパイアそのものという感じでした。
次のロシア杯では、ホームアドバンテージを生かして
(世界選手権も応援の後押しが確実にあっての3位躍進だったし)
キレキレのバンパイアを見せてほしいです

7位:レイノルズ
4回転3種類とはビックリ
冒頭の4Sはキレイに決まって加点も少しもらえて、
次の4TはGOEマイナスなので着氷がちょっと乱れた感じ。
その次の最大の鬼門の3Aを転倒しているところは予想どおりだけど(苦笑)
そのあとにまさか4Loを用意しているとは
結局ダウングレード判定でさらに転倒してるけど、さすが4回転の申し子
まだ21歳と若いし、全種類4回転ジャンプマスターするくらい
このまま4回転にこだわり続けてほしいです。
君は勝負に勝てなくても4回転跳ぶだけで存在意義があるよ

結局男子は転びまくり大会でしたね まあそんな日もあるさ。
(常に真っ白な雪煙りが上がって怪しかったけど、女子はそれほど崩れてないからリンクのせいではない?)

次はいよいよNHK杯。
男子は高橋VS小塚の日本エース対決。新興のアメリカ勢も躍進しそうな勢いですが、
決まった時の勢いが恐ろしいベテランのベルネルがいるのでそっちの方が注目かな。
そして女子はアイスショー出場も控えて着実に準備を整えてきた
浅田真央がいよいよ満を持しての登場
NHKはさすがに男子の上位選手カットして女子の下位選手放送なんて
意味不明なことはしないだろうから、そういう面でもとても楽しみです



最新の画像もっと見る

コメントを投稿