ドイツ・オーストリア旅行記：６日目（前編）

2009年3月4日（水）　天気： 時々

6：45起床。7：15朝食。

メニューの品揃えはイマイチですが、味はまあまあ。

この日はオプションのブダペストツアー（添乗員同行）に参加しない場合は
終日自由行動でした。
プラハの1日観光があったらそっちに参加しても良かったのですが、
ブダペストよりはウィーンを観光したいと思い、自由行動にしました。

ということで、本当はもう少し朝をゆっくりすることもできたのですが、
団体客が多くて朝食が各団体時間指定制だったので、
朝食時間に合わせて早めの行動開始となりました。

7：50にホテルを出発。こちらがホテルの外観。

ホテルからウィーン市内中心部への行き方（公共交通機関利用）は2通り。
1つは徒歩5分のバス停からオペラ座行きのバスで終点まで行くルートで、
もう1つは徒歩10分ちょっとのトラムの始発駅から途中で地下鉄に乗り換えて
市の中心部へ行くルート。初日は乗り継ぎなしのバスルートを選びました。

バスの時間は、昨晩ホテル到着後に添乗員のOさんが
周辺の下見をしていてくれて、そのときに朝は8：05と9：05のバスがあると
各部屋に電話して教えてくれました。親切な対応に感謝感激です

ウィーンの公共交通機関（バス、地下鉄、トラム）のチケットは全て共通。
1回券の他、24時間券や特典付チケット等があります。
左上が24時間券で、左下が1回券。
24時間券は日付に関係なくきっちり24時間有効なので、
行動予定に合わせて1回券と24時間券を購入しました。
右側の白いチケットについては後述します。

ホテルでもらった地図を頼りにバス停を目指しますが、
縮尺がちょっと不完全で、最初に現れたバス停の系統番号を見ると、
目当てのバス（360番）とは違います。
軽く迷子になったところで近所の住民の方が英語で声を掛けてくれて、
無事道を教わって正しいバス停にたどり着くことができました。

ホテルのエントランスを出て右手の車道を直進し、
最初に出てきたこちらの道（歩道は写真左奥です）を右に曲がって大通りに出たら、
大通りを渡らずに左手に進むとバス停（Computerstrasse）があります。

朝の通勤ラッシュでバスが遅れていたので乗り遅れずに済みました

さて、1回券を見せてバスに乗ろうとしたら運転手さんが通してくれません。
料金表示を指差して、「0.60ユーロ払え」と言ってきます。
ちゃんとチケット持っているのに何でと疑問でしたが、
払わないことには乗せてくれそうにないので分けも分からず払いました。
（領収書が上記チケット写真の右側の白いものです。）

翌日添乗員さんに確認したところ、360番のバス（バーデン線）だけ
ちょっと高い路線で追加料金を支払わなければならないそうです。
これはガイドブックにも記載されていない情報だったので驚きでした。バスに乗ってからはほぼ順調に進み、
8：40にオペラ座の目の前にある終点のOperに到着しました。
帰りのバスの時間をチェックしてから観光を開始します。

オペラ座の西側から歩行者天国のケルントナー通り（Karntner Strasse）を北上します。
平日の朝なので、通りを行き交う人は皆通勤客でした。

徒歩10分強でシュテファン寺院（Stephansdom）に到着。
右手の南塔の展望台から町並みを眺める予定ですが、
9時オープンなので、10分弱時間をつぶします。

広場の手前には、ハイドンとシュトラウスのサインが。

寺院内部は既にオープンしていました。

9：00ちょっと前に南塔のチケットオフィスに到着。
343段（標高67m）の螺旋階段を上った先が展望台です。
この日は朝からとても冷え込んでいて風も強かったので、
手袋をはめたまま入場料の3.5ユーロ×２人分で10ユーロを差し出したら
係の男性がビックリした顔で10ユーロ紙幣3枚を私に向かって差し出しました。
「Be careful」といって20ユーロとお釣りをくれましたが
ここが寺院ではなかったらそのまま20ユーロ余分に支払うはめになっていたかも・・・
危ないところでした＆親切な係の男性に感謝
オープン時間の9：00は回りましたが、
まだ係が頂上についていないので連絡があるまで待つように言われ、
5分程経ってゴーサインが出ました。

エレベーターのある北塔（4ユーロ）にも展望台があるので、
朝一で南塔に来る客は私達以外におらず、
貸し切り状態で南塔に登りました。

かなり狭いので、すれ違うのは大変そう。貸し切りでラッキーでした。

息切れをしながらフェンス越しに町並みをのぞきます。
頂上までもう一息

そして10分弱で頂上に到着しました。
頂上には売店があって、そこで先ほど到着したばかりの係の人が
ハーゲンダッツのアイスクリームを食べていました（笑）
毎日この階段を上るのは大変そうです

頂上の展望台からは窓越しにウィーンの町並みを見渡せます。

曇り空ですがちゃんと市内を一望できてよかった

右手前のギザギザ模様のモザイクは寺院の屋根です。

ハプスブルク家の双頭の鷲の紋章のモザイク屋根もあります。
寺院の地下にハプスブルク歴代皇帝の内臓を納めた
地下墓地（カタコンベ）があるので紋章が描かれているようです。

町の眺めを堪能したらまた螺旋階段を下ります。

山と同じく上りは心臓＆肺に来ますが、下りは脚に来ます。
後半の方は脚をプルプルさせながら、
延々と続く螺旋階段に平衡感覚を失いつつフラフラしながら下りました（苦笑）

ということで、しばしティータイムで疲れを癒します（9：30）。
こちらは寺院のすぐ目の前にあるハース・ウント・ハース（Haas & Haas）。
カフェ文化が発達したウィーンでは珍しい紅茶専門店です。
サロンと茶葉を販売するショップを併設したお店で、
店内はティータイムを楽しむウィーンの人たちでにぎわっていました。
英語のメニューあり。種類が豊富でとても迷いましたが
アプリコット＆ピーチのフレーバーティー（4.3ユーロ）を注文。
甘い香りに疲れも吹き飛びました
帰りにショップでこれと同じ茶葉100g入りを購入したら3.4ユーロでした。

寺院の北にはウィーン名物観光馬車が客町の行列を作っていました。
馬車のいる所には必ずオトシモノがある、ということでニオイも気になります

寺院の北側にはウィーン土産の定番ウェハースでおなじみ
マンナー（Manner）の本店があります。
10：00の開店と同時にお店に入りましたが、お菓子だけでなく
お店のロゴ入りのグッズがたくさんあって見てるだけで楽しくなります
が、見てるだけでは飽き足らず、いくつかお買い上げ。
スーパーの方が安いだろうと思い、スーパーでは見かけなかったものを選びました。

写真右奥のコーヒークリーム入りウェハースは1.79ユーロ。
因みにスーパーで買った中央のロールタイプ（250g）は1.99ユーロ、
オリジナルフレーバーの400g入りは2.79ユーロでした。
それほど劇的には変わらないようです。

こちらはグラーベン通り（Graben）にあるペスト記念碑。
ペストの終焉を記念して建てられたもの。

ペーター教会（Peterskirche）はウィーンで2番目に古い教会。
バロック様式の建物の中には見事なフレスコ画（マリア昇天）の天井がありました。
写真撮影は禁止されていませんでしたが、皆さん熱心に祈りを捧げていたので
ちょっと不謹慎かな？と思って内部見学だけして出てきました。

続いては高級ブランドショップが建ち並ぶコールマルクト（Kohlmarkt）を歩きます。
ホテル・ザッハーとの間でザッハートルテ戦争を巻き起こした
日本でも有名なお菓子屋さんデーメル（Demel）でちょっとお買い物を。

左のボンボンアソートが16.80ユーロ、右のナッツチョコが3.2ユーロ。
ボンボンも繊細で甘く美味でしたが、ぎっしりのヘーゼルナッツが入った
ミルクチョコレートがかなりヒットでした

クリスマスのお菓子として有名な飾りクッキーレープクーヘンの
イースターバージョン。思ったよりしっとりというかむっちゃりした食感で
クッキーと呼べるかどうか微妙でしたが、お味はシナモンが効いて美味です
でもまあこれは味よりは見た目重視でしょうね。1個9.8ユーロ也

板チョコ（3.0）ユーロは何種類かありました。こちらはビター。
カカオ70％以上と思われる深みのある味わいで美味でした

突き当たりのミヒャエル広場の正面に王宮（Hofburg）があります。

手前には昔の城門の跡が残っていました。

王宮敷地内の四方を建物に囲まれた広場。
この左手（南側）にチップ制トイレがあります。
係のおばさんに1ユーロを払って個室のドアを開けてもらうのですが、
終始携帯電話で大声で話していてかなり印象的な人でした（苦笑）
公衆トイレでこれだけの清潔さが保たれるなら、
喜んでチップを支払いますよ　日本もチップ制にすればいいのに。。。

こちらは英雄広場から見た新王宮（Neue Burg）とオイゲン公像。

 
その反対側（上記撮影地点背後）にはカール大公像。

カール大公像に向かって左手がブルク門（Burgtor）。

次はブルク門を抜けてリンク（環状道路）を渡った先にある
美術史美術館（Kunsthistorisches Museum）を目指します。

～６日目（中編）に続く～