Plaza de Montes~報告書~

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スペイン旅行記:語学研修編

2008-11-27 08:59:29 | スペイン旅行記

2月23日(月)から、アルカラ・デ・エナレス大学での語学研修が始まりました。
こちらの写真が大学の入口です。
戦時中は軍事病院として使われていたそうです。

この日は8:00に起きればいいと言われていましたが
ちょっと早めの7:30に起きて学校に行く用意をしました。

朝食は、お皿一杯のシリアルに温かいコーヒー牛乳をたっぷりかけたもの。
最初のうちは美味しいですが、皿一杯食べるとかなり飽きてきます
このつらい気持ちが伝わったのか、翌日からはシリアルの日は
マグカップに淹れたコーヒー牛乳に好きなだけシリアルを浸して食べる方法に変更されました。
シリアル以外は、スペイン人は朝は甘いものを食べるので、
朝食用ビスケットやミニカップケーキ、フルーツ等が出ました。

語学研修初日は、ホストマザー・フアニの妹で
すぐ近所に住んでいるロサとそこにステイしているジュンコが来て3人で大学まで行きました。
9:00始業で、初日はクラス分けのテスト(筆記と面接)がありました。
筆記試験は問題がそもそも読めずに多分0点に近い点数をたたき出し、
面接でも何を言っているのかサッパリ分からず、
めでたく初心者クラスに選別されました。
今回の語学研修に参加した10人のうち、
イスパ科2年の2人と1年の1人が他の国の留学生もいる上級クラス、
残りが私達だけの初心者クラスに分けられました。

面接後は、太っちょでメガネを掛けた先生に
大学構内やアルカラの町を案内してもらいました。
イスパ科2年のお二人が通訳をしてくれたし、
先生もたまに英語で話してくれたので説明は大体理解できました

このAlcara de Henares(アルカラ・デ・エナレス)の町は、
大学都市である以上に、ドン・キホーテの作者セルバンテスの故郷として有名です。
町の中心部には彼の名を冠したセルバンテス広場があり、
ちょっと歩いた先にセルバンテスの家もありました。

町の見学を終え、12:30に教室に戻ります。
通常は午前中に90分×2コマ(間に30分休憩アリ)の文法の授業を受けて、
午後に1コマ文化の授業を受けます。
この日は文化のクラスだけ通常授業で、初回なので
スペインについて知っていることを挙げていく、という授業でした。

授業が終わると、外でマドレ(お母さん)達が待っていました。
家に帰ると昼食です。スペイン人の一番メインのお食事で、
時間を掛けてガッツリと食べるメニューが出てきます。

スペイン名物のトルティージャやパエージャはもちろん、
マドリッド名物の煮物や仔牛のカツレツ、パスタ、手作りクリームコロッケ
等色々なメニューが登場しました。
好き嫌い大魔王の私ですが、カリフラワー料理以外は全部美味しく食べられました

お昼を食べ終わったら自由行動。
友達と散歩に出かけたり、ちょっと遠くまで買い物に出かけたり、
セルバンテス広場で日向ぼっこをしながらのんびりと読書をしたり、
マックやバーガーキングでお茶をしたり、
たまには自室で宿題に励んだりと、色々な時間を過ごしました

大学の授業についてちょっと触れておきます。
1限目は男性のJavier(ハビエル)担当の文化の授業。
若手でメガネを掛けた明るい好青年ですが、服装の趣味が悪いのが玉に瑕(笑)
プリントを使って用語例を見ながら文法の勉強をするという内容のクラスでした。
初回の授業でジュンコと一緒にちょっと遅刻してしまい、
最前列真ん中の空席に余儀なく着席させられ、
また最初の頃は本当に右も左も分からないほどの落ちこぼれだったため、
目をつけられて(というかかわいがられて)しまいました。
最終日のテストで私が一生懸命問題を解いているときに
「プン」といって解答用紙に指を押し付けてきたときにはやりすぎだろと思いましたが

2限目はMontse(モンセ)という女の先生担当の文法の授業。
30歳でVale(バレ、OKの意味。肯定でも疑問でも使います)が口癖の先生でした。
モンセの授業はJuego(フエゴ=ゲーム)をしながら文法を学ぶという感じ。
ちょっと子供向けっぽい感じでクラスメイト皆あまりお気に召しませんでした

3限目はMargarita(マルガリータ)の文化の授業。
最初のうちはスペインの料理についてで、
各地の郷土料理を調べたり、プレゼンなどがありました。
授業の延長で、近くのMercado(メルカード=市場)にも連れて行ってくれました。
そこでみたウサギ肉(白い毛がまだまだらに残ってる)が忘れられない光景です。
軽いトラウマでしょうか?(でも食べるのは全然大丈夫ですが)

続いてはアルカラの町について。

 


こんな風に至るところに教会や修道院がありました。
さすがカトリックの国です

 


町中の高い建物の至る所にこのような巨大な鳥の巣がありました。
何かと思ったらコウノトリの巣なんだそうです。

 


黄色いポスト。白いマークは郵便局(Correos:コレオス)のマークです。
日本に葉書を出すために何度か郵便局に切手を買いに行きましたが、
ガイドブックの例文をそのまま読み上げると
「スペイン語うまいね!」とおじさんにほめられ、
その場でプチスペイン語レッスンが始まったことがありました。
現地の人と触れ合うことが出来てとても嬉しい出来事でしたが、
私の後ろにズラ~ッと順番待ちの行列ができていたことに気付いた瞬間
嫌な汗をかきました 幸い怒られることはありませんでしたが。

 


1回だけ、いつも使っている教室が会議で使われるということで、
別キャンパスの教室を使ったときに撮った写真。
いつも使ってる教室は、歴史ある建物にふさわしく
お城のような立派なつくりでしたが、コチラはもっと近代的で
机と椅子も一体型になっていて新鮮でした。
前日にスーパーで買った詰め放題のお菓子を大事そうに抱えてハイ、ポーズ

1ヶ月間を過ごしたアルカラの町はとても静かで居心地が良く、
私にとって本当に「第二の故郷」になりました。
あれから10年。今度スペインに行くことがあったら(死ぬ前に1度は行くつもりですが)
絶対にアルカラにも寄りたいと思います

次回からは、週末を利用して繰り出したスペイン国内の
各観光名所に関する記事をアップします



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