生まれて初めての国際線の飛行機に乗り込んだ後、
まだ10代で若かったためか、長時間のフライトに座り疲れることもなく、
映画を見たり機内食を(味というよりは飛行機で食べるという行為そのものに)堪能して、
まずは経由地のロンドン・ヒースロー空港に到着。
ターミナルへのバスの車内でBGMが流れていることにカルチャーショックを受けつつ、
外の景色を見るとタータンチェック模様の飛行機や、
他にも見たことのない様々な外国の飛行機を見て興奮しながらターミナルへ。
今回の旅行には、スペイン人シスターが里帰りを兼ねて
引率してくれたので、道中の不安は全くありませんでした。
乗換用のターミナルに着くと、空港の職員が何やら困った顔で話してきます。
イギリスなので勿論英語ですが、ナニを言っているのやらちんぷんかんぷん
でも、周りの英語が堪能な同行者たちもかなりクセのあるイギリス英語の発音が
全然聞き取れなかったらしく、ちょっと安心しました
何度か聞きなおしたところ、「Too Early」と言われていたようです。
確かに乗継まで約3時間は長すぎた・・・
ヒースロー空港内の看板。英語の看板というだけで珍しくてパチリ。
そして、スペイン行きのイベリア航空に乗り換えて
いよいよ旅の目的地マドリッド(Madrid)に到着しました
現地時間で既に23時を回っており、着陸時は
暗い中、街の明かりが星のように映えてとても美しかったです
空港内のエレベーターが、ドアが前後にあるタイプで、
ちょうど機内で見たMIBのメインオフィスのエレベーターと同じで皆で大興奮
空港からバスに乗り込んでホテルに着く頃には24時を回っていました。
人生初の時差ぼけでフラフラしながら部屋にたどり着き(短大の3人でトリプルでした)、
さあお風呂に入って寝ようと思ったらシャワーとカランの切り替えが分からず、
ルームメイトたちと四苦八苦しても結局分からずじまいで
温かい湯船につかることなくシャワーだけ浴びて就寝しました・・・
(翌日は他の友達に聞いてようやく切替方法が判明して問題は解決しました)
翌朝はホテルでビュッフェスタイルの朝食です
レストランの入口でルームナンバーを聞かれますが、
英語だったのにわざわざスペイン語で答えようとして四苦八苦
甘いものがたくさん 写真下は日本でも有名なチュロスです
スペイン人は朝食に甘いもの(Dulce:ドゥルセ)を食べることが多いです。
この日は終日観光ツアーで、近ツリが手配した
日本人ガイドのナカザワさんに連れられてマドリッド市内の有名どころを見て回りました。
まずは9:00にスペイン滞在中に何度も通ったプラド美術館へ。
この日はスペイン人ガイドマリアさんの説明を聞きながら有名どころを見て周りました。
その場の空気まで描いたベラスケスのラス・メニナスが圧巻でした
美術館の外にずらっと並んでいた土産物売りから、
カタコトの日本語をしゃべる彼らがものめずらしかったのでつい
絵葉書や5個で1,000Ptsのキーホルダー等を購入してしまいました
その後王宮の外観だけ見学し、グラン・ビアを歩いてレストランに向かいます。
お昼ごはんは市内のレストランで名物のパエージャを
折角店員さんが素敵な笑顔でポーズしてくれたのですが、
私のカメラでは彼の顔とパエージャとを同時に写すことができず、
どっちつかずの構図で写真を撮ってしまいました
(というか今考えたらただ縦に撮ればよかったんじゃ・・・)
初めて食べる本場のパエージャは、お米の芯が残っていて
正直そんなに感動しませんでした(苦笑)
この芯が本場ならではなんですが、ふっくら御飯で育った日本人にはどうも・・・
(パエージャがそういうものだと分かってからは抵抗なくいただいてますが)
食後は市場を見学した後、マドリッドで一番有名と言っても過言ではない
観光スポット「Plaza de Mayor(マジョール広場)」に向かいました。
この日はカーニバルが開催されるとのことで、昼間から準備であわただしかったです。
写真下のように軍隊によるパレードもありました。
その後はホテルに戻って自由行動。
1年生全員でマジョール広場のカーニバルを観に行きました。
まだ時間が早いので、いったん解散して私達短大組はお買い物タイム。
まずは、自宅に電話するためのテレホンカードを探します。
タバコ屋や両替屋を数件回った後、キオスクでようやくテレカを発見
初めてスペイン語で会話しながら買い物ができて、とても感動しました
その後、ナカザワさんに美味しいと教えてもらったお菓子屋で
大きなハート型のパルミエを買って食べ歩きをしながらマジョール広場に向かいました。
カーニバル開始予定時刻の18:00になっても始まる気配がなく、
仮装をしたスペイン人グループと写真撮影をしたり、
雨が降って寒かったのでファーストフード店に入って暖をとっていると、
予定時間よりも1.5時間遅れてようやくカーニバルが始まりました
「No Pasa Nada(ノー・パサ・ナダ)」という、細かいことを気にしない
スペイン人の精神を身をもって体験することになりました
立派な山車が登場して、皆雨にぬれながら大盛り上がり
最後までカーニバルを堪能し、21時頃帰路につきました。
途中のメトロの駅で麻薬の売人に声を掛けられるという
スリリングな体験があったものの(袖口からオレンジの薬をチラつかせてきました)、
無事にホテルに帰り着いて、この日はちゃんと熱いシャワーを浴びて
23時頃就寝しました
明日はいよいよホームステイ開始です
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